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特に女性への効果が絶大。悪縁切りの『室生寺』

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今回は奈良県にある室生寺。
女人高野の別名を持つ真言宗の寺院で、なんでこんなところにと首を傾げたくなるほど山奥にある寺院ですが、知る人ぞ知る悪縁切りの強力なパワースポット。
今回はそんな室生寺さんに一礼。

お寺概要

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お寺があるのは奈良県宇陀市

宇陀市の南半分はほぼ山で、昔はくねくねとうねる山道を抜けていく必要があったんですが、最近は室生トンネルのおかげでロードサイドのラーメン屋と変わらないくらい身近になった真言宗のお寺です。
元々山の自然に囲まれた景勝地であることに加え、昔から多くの参拝客を迎えていたこの寺院周辺にはお食事処、お土産物屋さんやホテルなどが立ち並ぶ一個の観光スポットになっています。

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お寺の歴史

このお寺の建立は奈良時代末期~平安時代にかけて、奈良・興福寺の賢璟(けんきょう)によるものとされています。桓武天皇が病にかかった為、その平癒祈祷を目的として僧が5名この室生の山に派遣されました。その中に賢璟(けんきょう)も含まれていたと言われます。その為、当時は興福寺の末寺という扱いでした。

この後もこのお寺はずっと興福寺の末寺とされていましたが、江戸時代に入ると護国寺に属する真言宗の寺院とされ、更に1698年にはその護国寺から独立し、真言宗室生寺派の寺院として今日に至ります☆

女人高野室生寺

昔、真言宗の修業の場だった高野山は女人禁制でした。女性は穢れと言う現代なら間違いなく問題になりそうな考え方ですが、修行に勤しむ僧たちにとって女性の存在は誘惑以外何者でもなかったんでしょう。

不邪淫戒(ふじゃいんかい)といい、夫婦以外の交わりを禁じる決まりがありました。現在でも文春砲によって将来を根こそぎ奪われるごくごく当たり前の話かもしれませんが、今も昔も不淫は何より辛いことなんでしょうね☆

とはいえ女性にだって熱心な信徒はいて、その人達にとっては心外でした。そこで女性でもご参拝が可能な寺院という意味で『女人高野』という名前がつきました。
女人高野というのは本来、高野山の麓にある慈尊院の事を指すようなんですが、室生寺も女人参拝についての制限がなく、山あいにある高野山の麓にあるお寺という環境も似ていたことからもう一つの女人高野と呼ばれるようになりました。

拝観時間・駐車場など

  • 拝観時間

4月1日~11月30日 8:30~17:00
12月1日~3月31日 9:00~16:00
※現在コロナウイルス感染防止の観点から9:00~16:00に短縮されています。

  • 住 所:〒633-0421 奈良県宇陀市室生78
  • 駐車場:数カ所大きな有料駐車場あり、寺院駐車場は関係者のみ。
  • 拝観料:大人(中学生以上)600円、子人400円(幼児無料)

付近の駐車場は確認した限り全部有料で、一回500円という観光地ならではの設定になっています。

寺院散策(本堂まで)

このお寺は山裾の上から下までを境内とする寺院なので、参道は当然全部山。それなりの覚悟を持って登る必要があります。なお、堂内はここに限らずだいたいそうですが、撮影不可なので写真はありません。

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仁王門

参道の入り口にまずそびえるのがこの仁王門。

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金堂・弥勒堂

登り始めてまず見えてくる建物が平安時代初期建立とされる金堂。

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その隣が鎌倉時代の弥勒堂。

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本堂(御朱印あり)

金堂の脇の石段を進むと本堂が見えてきます。

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仁王門手前の賽物殿でも頂くことが出来ますが、本堂でも御朱印を頂くことが可能です。どうせなら頑張ってこちらでいただきましょう。

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五重塔

本堂の隣にそびえる一際きらびやかなのが奈良時代建立の五重塔。

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やけにちっさいと思ったんですが、その大きさは一辺約2.5m。中はきっと大人一人寝転ぶ事も難しいだろうなんて想像してしまいます。

奥の院(ここから体力に自信のない方は引き返しましょう)

五重塔の脇を抜けるとひたすらに参道が続きます。この辺りは木々に囲まれ、涼しげで気持ちいい道が続きます。

 

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問題はここから。見上げると心が折れそうな石段。

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一歩一歩踏みしめながら登っていくとやがて見えてくる大きな舞台状の梁。

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やっとゴール。足元はふらふらですがそれだけにたどり着いた達成感はひとしお。

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奥の院ではもう一つ御朱印を頂くことが出来ます。

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まとめ

今回はこれで以上です。
今回は子供を肩車しての参拝だったので時間と体力を浪費しましたが、普通に大人の足で片道大体20分といったところのようです。
桓武天皇の病気平癒の為建立されただけあってお参りで体の病気はもちろん、女人高野という性質上特に女性の失恋の傷を癒やしてくれたり、悪縁を断ち切ってくれるご利益があると言われています。奥の院までのご参拝はなかなか大変ですが、昔は麓の町からずっと徒歩で参拝していたことを考えれば何ということもありません。
それに苦労して登った分だけご利益への期待も高まるというもの。

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