源氏の栄華が源頼朝からなら、平氏の繁栄を築いたのは平清盛だと言えましょう。
武士初めての太政大臣任官。宋との貿易を広め通貨経済の基礎を築き、平時政権の基礎を作り上げた人物です。数年前に大河ドラマにもなりました、少し後味の悪い終わり方でしたが、殆ど戦国・幕末をテーマとする中、武家政権誕生期を取り上げる本作は印象に残りました。
今回はそんな平清盛創建の若一神社(にゃくいちじんじゃ)へご参拝。
京都市は西方のエリア、西大路通を南へ八条通交差点付近に神社はあります。
では、今回も神社に一礼。
あとで地図も掲載しますが、右京の市街地ど真ん中にあるので大分こじんまりした神社ではありますが、がっつりと清盛公所縁の神社である旨はプッシュされていましたw
ご祭神は若一王子。
ご利益は開運出世、これは平清盛を見ただけでも、絶大な効果がありそうです。
元々のご鎮座は772年、その後異変により土中に入り給う(⇐神社庁HPより)
理由はさておき、一度廃れてしまったという事なのでしょう。
で、改めて埋没してしまったご神体を掘り起こして再建に貢献したのが平清盛(1167年)というお話だそうです。
さて、境内へ。ご本殿はどこ?と思えるほど境内はところせましと摂社が。こっちですw
今回も御朱印を頂こうと社務所を覗いたものの、ご不在やったようで貰えず仕舞いでした、残念。。。
なので、後日改めてご参拝。宮司さんはとても気さくな方でこの神社の生い立ちから再建850周年を迎えたこと、もうすぐ平清盛生誕900年であることなど色々とご教示くださいました。宮司とはかくあるべしと言わんばかりにきっとこの神社が好きなんだろうなが伝わってくる人の好い方です。勿論御朱印も頂きました、なかなかに豪快な字体w
お守りなどを物色。清盛公所縁の。。というより清盛公そのもののストラップが印象的でした。
社務所から右手前、それに入口手前の二か所にご神木?立派なクスノキがそびえています。
こっちが社務所手前。
こっちが境内手前。
切り倒そうとしたら事故が、、、とか曰く付きなんていう記述もちらほら見ますが、7、800年生きている木がたかだか数十年の文化財の為に、切り倒そうとすればそら怒られるわ!というのがどっちか自然なお話かなとも思います。
さて、ここの神社はご神水も名高いそうです。
なんでも清盛公が熱病の折、熱冷ましに使われたそうで、神供水(じんぐすい)というそうです。神社共々出世開運のご利益があるとされているようですね。
地元の人に親しまれているようで、この水を汲みに来る方はいつもいらっしゃるようです。
もっとも、元が井戸水なのですぐお腹壊す僕は飲めませんが。。
今回はこれで以上です。初掲載時、時間がなくて雑な参拝しか出来なかったんで、改めてご参拝したのは夜。。正味ご迷惑やったかもしれんのに宮司さんは嫌な顔一つせんと迎えてくれる心暖かい神社でした。
- 住 所:〒600-8863 京都府京都市下京区七条御所ノ内本町98
- 駐車場:なし