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ぶらり観光名所でもないような場所巡り『大阪散歩』

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緊急事態宣言はどうやら明日(6月21日)解除されるようです。色んな人が待ちに待ったというか、間延びした挙句に待たされてあきれて眺めていたというのが正直なところと思います。今回はそんな明日に迫った緊急事態宣言解除直前の大阪を観光取材してきました。普通の場所を巡っても面白くないので、今回はマイナーにかつ他の人と被らないような巡り方を心がけています。

緊急事態宣言下では天下の大阪も人はまばら

どこまでが蔓延防止等措置でどっからが緊急事態宣言かも曖昧になるようなこの足掛け1年半ですが、今回の宣言は参りました。なんたって、お店で酒が飲めない、勤務後に飯が食えない、公共施設はさぼりお休みばっかり。

その分おうちで飲んでるやん☆

一方で、唯一満喫させてもらっていたのが閑散とした場所巡り。人ごみが嫌いな僕にとって、そこがどれだけいい場所であっても混んでいる=行きたくない場所になってしまいます。元々、マイナーな古墳とか、シーズンオフの神社とか、およそ人と趣味が被らないとはいえ、およそ全く人と出会う事に気遣うことなく色んな場所を巡ることが出来る1年間でした。
でもそれも今日で終わり、名残惜しんでいても今までが異常だった訳で、じゃあせめて今日一日を緊急事態宣言ならではな一日にしようと大阪を巡ってみたという訳です。名付けて普段からそこまで混雑していない場所が無人だったらツアーです。

センスない上にその地域の人へひたっすら失礼な話やな☆

普段とやってること変わんなくない?とかいう心無いツッコミはこの際無視です、では

大阪ツアー開幕です。

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大阪各所巡り

巡ってみたその1:新世界

以前ご紹介した通天閣を中心としたこってりした大阪を印象付ける街、新世界。世間は普通に仕事タイムなはずの平日日中でもなぜかお酒飲んでる人が溢れていて、でもそれが新世界やからなとなぜか普通の光景として許される街、それが新世界。

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大阪は緊急事態宣言。はわかるんですが、なぜか直接リンクしそうでしない禁酒令下。それでも新世界ならあるいは、とちょっとドキドキしながら訪れたわけです。

あんたどのみち車やん☆

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注)ジンジャエールです。

自由な街、新世界は無法地帯ではなかったようです。
あと、大阪の串カツと言えば欠かせないのが二度漬け禁止の並々と注がれたソースが入った通称ドボン皿。

勝手な名称付けんな☆

あれがなくなり、代わりにソースが入ったプラスチック容器が。二度漬け禁止のつけ放題から二度漬けOKのかけ放題に。でもドボンとつけるのに比べるといくらかけても足りないと思うのは昔を懐かしむ心ゆえでしょうか。串カツ自体は昔と変わらず、おいしかったです。

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塩分取りすぎやったしちょうどいいんじゃない?

巡ってみたその2:新地×2

大阪には五大新地と言って文字通り五か所、立派な料理旅館組合が点在します。僕自身足を踏み入れるのは初めてでした。格式高い料理旅館、それなりのお値段はするでしょうから、月の小遣いが交際費・昼食代・諸々諸経費込み4万円/月の僕はお世話になりたいか、なりたくないかの前にない袖は振れぬことは考えぬ、これが答えになります。
普段営業中にそんな僕が訪れればただの冷やかし&営業妨害になってしまうところですが、今回はお休みだったので思い切って足を踏み入れてみたという次第です。

飛田新地

五大新地の中でもダントツで知名度が高いのが飛田新地。仲居さんが超綺麗という事で有名な場所ですが、それでも飲食業界だけあって緊急事態宣言に沿う形で全店一律休業中でした。

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時間はちょうど提灯に火がともるころ、この広いとは言えないお店の一つ一つが店を開けているときは、時代劇さながらの雰囲気を醸し出しているそうですが、今はひっそりと静まり返っています。
普段ここら辺を根城としている人は逆にめったに訪れないだろうスポットがここ。

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区画の南端に、発祥に関する碑とこの界隈で亡くなった方を慰める観音様が建立されています。恐らくここへ滞在する時間は長くても2時間と言ったところで、訪れたお店以外の場所は目もくれないかもしれませんが、こういった折、たまには目を向けてみるのも趣深くて良いかもしれません。

信太山新地

飛田新地に次ぐくらい仲居さんが美人で有名なのが信太山新地です。こちらの広さは1/4程度と手狭ですが、それでも数々のお店が軒を連ねて活気を見せている場所なんだとか。でも、やっぱりこっちも全店休業中。朝8時台のワイドショーとかでは要請を破って抜け駆けする悪いお店なんかもいるそうですが、こちらも漏れなく全部休業中。
今は普通にお仕事すると悪いお店扱いされるんだそうです。

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信太山という場所は、大阪の南にあってマイナーであまり目を向ける機会も少ないかもしれませんが、実は安倍晴明の出生に関わる伝説が残っていたり結構面白い街だったりもするので、穴場観光スポットとしておすすめの街だったりもします。

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巡ってみたその3:らせん橋(千代松大橋・新木津川大橋)

グーグルマップでプチ旅行楽しくないですか、ここはそんな中で偶然見つけた場所。
大阪は江戸時代には水運で栄えた町で、今でもその名残の運河と元々あった川が多く残っています。そんな川に架けられた橋で妙なのがこれ。場所でいうと西成区と大正区の間。

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グーグルマップをキャプチャ

地図がバグったのではありません。千代松大橋と新木津川大橋というんですが、その橋の両端、または片側がくるくるしてますよね。これらせん橋と呼ばれる橋で、文字通り車も自転車も勿論歩行者もと折れる橋なんですが、ぐるぐると螺旋階段のように上り下りをしなければ渡れない橋なんです。

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新木津川大橋北詰

千代松大橋は止めれそうな雰囲気の場所がなかったので、写真はありません。モノづくりの街として有名な大阪の中でもこの木津川の両岸はびっしりと大小色んな工場が並んでいて、その分だけ製品・材料の輸送というものが発生します。
今でこそ陸運が整備されたものの、昔、重量物の運搬と言えばもっぱら海運。つまりばかでっかい船にいっぱい荷物を積んでこの木津川を運行していたんです。
当然バカでっかい船は幅は勿論高さもあって、普通に橋を架けたんじゃとても運行なんかできない。かといって傾斜をきつくしたら誰も登れない。という訳でこのらせん橋が出来上がりました。
多くのほかの橋と同様、橋上で路肩に寄せてという訳にはいかないので写真はありませんが、工場の灯りと夕日と、それが反射した水面のきらめきはどこか物悲しいんですが、それが大阪の街並みとマッチするんです。正に庶民の街のアートとでもいうべき他ではなかなか見られない何とも言えない光景を見ることが出来ます。

巡ってみたその4:船町渡船場

大阪は昔から水都と呼ばれ、海面は今よりずっと東側にあったとされています。周り全部陸地なのに船着き場があったりというのはこういった事情を受けています。
今は車で移動すれば済む話なのですっかり廃れたものと思っていたんですが、今回夕日を撮りに巡っていて訪れたのがこの船町渡船場。

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渡船場跡じゃなくて渡船場です、今でも稼働している渡し舟がここにはあるんです。
木津川を南北に結び、その距離約75m。

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陸さえあれば全力疾走で20秒もかからない場所ですが、ここは川。じゃあ橋掛ければいいじゃんとか考えそうなものですがそこには色々な事情があるのでしょう。
かくしてそんなノスタルジック感満載の渡し舟ですが、今も当然運行しています。

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生活の為のバスのような存在ですが、木津川が西へまっすぐ伸びているので天気さえよければ絶好のサンセットポジションと言えるかもしれません。

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まとめ

いかがでしたでしょうか、大阪マイナーな場所を巡ってみるツアー。
蓋を開けてみれば僕が日頃グーグルマップで見てなんだこれと思った場所をひたすら巡っただけの記事になりましたが、普段目を向けないマイナーな大阪の場所、他にもいっぱいあるのでよかったら探してみてください。

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