いつもお世話になっている『お台所roji』さん。
お小遣いの関係上そんなに常連と言う程でもありませんが☆
まだまだ寒い日が続くものの、すっかり春らしいメニューが揃っていましたので、今回はそんなお台所rojiさんの春メニューをレポートしていきます。
まずは飲み物から
飲み屋さんなので、まず飲み物。寒いのでビールと言う気分でもなかったのでここは日本酒。大将の奥さんからお薦め頂いた『松の司』。
飲み口の爽やかさと旨味がウリ、滋賀を代表する『松瀬酒造』さんのお酒です。
先付は相変わらず目にも麗し
ここのお店ではオーダーを焦る必要はありません。先付が見た目にも綺麗で、味も美味しい小鉢4品のセットが出てきます。
先付として特徴的なのが餡かけなどのスープの小鉢が一品付いてくる事。一品一品のボリュームも申し分ないので、食べたいものを考え無しにオーダーするのも良いですが、まずはこの先付を食べながら今日は何を食べようかとゆっくり思案するのも一案です。
春の天ぷらはやっぱり山菜でしょ
勿論海の幸も美味しいのが出回るんですが、春と言えばやっぱり野菜。個人的に山菜の天ぷらは苦いのも美味しいのも甘いのも全部好み。
こごみにぜんまいにフキノトウに、この時期しか食べられない春のご馳走です。
かぶら蒸しは素人には作れません
個人的に料理が苦にならないので、簡単なものは作ってしまいますが、かぶら蒸しは作れません。
まあ『作れる』と、『美味しく作れる』の間には大きくて深い隔たりがあるんですが☆
作れないとする料理には二種類あって、作る手間がかかるという時間的な問題と作るのが難しいという技術的な問題があるんですが、かぶら蒸しは作る手間がかかる上に作るのも難しいという、作り手にとってはかなり割の合わない料理。
蕪を丁寧にすりおろし、メレンゲを作って細やかさが失われないように蕪や他の具材と混ぜ合わせ、蒸す。餡も上品な味を出すためにゆっくりと出汁をとって。
面倒な上に絶対上手くいく気がしません
おっちゃんの技術の問題が殆どです☆
と言う訳で、お店にあれば多少高かろうが絶対頼むかぶら蒸し。ふわふわした霞を食べているような食感と上品な出汁の餡、自己主張しないアマダイはかぶら蒸しに最適かもしれません。
実は大根おろし嫌い
知らんがな☆
日本酒が少し残ってしまったので、大将にお薦め一品を完全お任せでオーダーしたら、当然僕の好き嫌いなど知らない大将からしらす大根をお薦めされました。
さんまでもサバでも決して大根おろしを使わない程に大根おろしが実は嫌いだったりします。
せやし知らんがな☆
でもお薦めの一品と言っておいて出されて食べない訳にもいきません。
意外と美味しかったり。大根おろしのツンツンした辛味が全くなく、むしろ甘い。そしてしらすと醤油をいい感じに引き立ててくれるおつまみとして最適な一品でした。
要は食わず嫌いやったって事ね☆
まとめ
金銭供給の兼ね合いからええとこワンシーズンに一回程度しか来れなくなってしまったお台所rojiさんですが、いつ来ても期待を裏切らない事が今回も証明されました。
新型コロナの影響で客足減と言う事で、先行きを不安視していましたが、お客側にとっては混んでない事はむしろプラス材料と言えます。行くなら今です。