今回ご紹介するのは神戸異人館の一つ『坂の上の異人館』です。
まあ神戸異人館は全部坂の上にあるのでそこが散策のネックなんですが、この坂の上の異人館は異人館の中でも一番上。ただ、せっかくの神戸観光に来たならぜひ訪れておきたい名所の一つです。では、今回は坂の上の異人館のレポートです。
館概要
『坂の上の異人館』は、中国の領事館として1940年に建てられました。成り立ちの通り、異人館の中では珍しい中国(東洋)の家具・美術品展示なども全て中国製。当時の雰囲気や東洋美術を観覧できるという貴重な建物です。
館内散策
入館は有料です。単体で巡る事も可能ですが、他の館も一緒に回る予定があるのであれば、周遊券がお得。
異人館と言えば何となく西洋風建築や調度品を思い浮かべがちですが、この坂の上の異人館は上述の通り、元中国領事館。その為、置物一つとっても東洋風で何となく親しみがもてます。
パワースポット
異人館というと所々にパワースポットがあるようで、ここも例外ではありません。
それがこのシーサー。
この狛犬は、館入り口が向かって右に対し、直進した前庭の入口にあたる場所にあるんですが、このシーサーをくぐる間に念じた願い事が叶うとされている場所なんです。
歴史ある東洋の神秘、シーサーの不思議な雰囲気は迫力と言う意味でも一見の価値ありです。個人的にはそのさらに奥に置かれているこの小さめのシーサーとツボの方に何か不思議と引き寄せられる感じがしましたが。
展示品
元中国領事館と言うだけあって、他の異人館とはまた一風違った雰囲気が楽しめます。そしてそれは、館内の展示品に関しても同様。
アクセス
- 営業時間
(4月~9月)9:30~18:00
(10月~3月)9:30~17:00
- 定休日:特になし
- 駐車場:なし
- 住 所:〒650-0002 兵庫県神戸市中央区北野町2丁目18−2
異人館はオランダやイギリスなどヨーロッパのものが多いので、ガラッと変わった雰囲気が楽しめるという意味でも貴重な存在です。
まとめ
今回はこれで以上です。
神戸市は関東でいう横浜、異国情緒とお洒落な感覚とが同居した不思議な雰囲気が楽しめる街なんですが、異人館のメインはあくまで西洋風建築。対して今回の坂の上の異人館はその中で珍東洋の施設として楽しめる数少ない場所です。
巡られる際は、異人館パスポートで周るのが割安感でもお勧めですが、この館の良さは他の館との違いとを対比してみてこそ初めてわかるものなので、是非セットで周遊される事をお勧めします。