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バーチャルトリップ:京都・和歌山お花見巡り。

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開花状況というかもう近畿ではどこもかしこも桜は満開です。ですが、桜というのは儚さの象徴にもなる通りすぐ散ってしまうものでもあります。悲しいですがこの少しの間しか見られないのも桜の魅力の一つという事でしょう。
という訳で今回は近畿各所を巡って撮りだめた近畿各所の桜を一挙大公開していきます。

一日目夜:宇治市内

京都市内ってちょっと有名な花見スポットだとすぐ人であふれ返ってしまいます。なので、市の周辺の街へ繰り出せば俄然、人はまばらに。西なら長岡京、南なら宇治、北なら亀岡とかちょっと頑張れば福知山市辺りもおすすめです。今回は宇治市の夜を観光。

塔の島周辺

宇治橋から東へ。塔の島を真ん中に宇治川の両川岸には桜の並木が広がっていて、昼でも夜でも桜が楽しめます。

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昼は平等院への参拝客もいて人の往来が絶えないのですが、夜となれば全く違う静かな雰囲気に包まれます。

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塔の島は少し暗くて桜がよく見えませんので、平等院側の川岸を歩いていきます。

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夜はお休み中の屋形船と桜のコラボレーションも。

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あがた神社

平等院の夜間拝観は現在できないようなので、そのまま平等院の外周をぐるりと。あがた神社に行きつきます。

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ここのご祭神は此花咲夜姫命。ぱっと咲く花のように美しさからくる名前で、天孫降臨のニニギノミコトの妻に当たるこの神様を象徴するように境内には一際立派な枝垂桜が咲き誇っています。

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花見酒:LOVA

花の綺麗な余韻を楽しみつつ、お酒を楽しむべく訪問したのは最近天ぷらを主軸にコンセプトをリニューアルしたロバ改めLOVAさん。

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まずは刺身で乾杯。このお店では、その日の良いものを厳選して提供する為、刺身は一日1種類のみ。それだけ目利きの自信ありといったところでしょうか。

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LOVAの天ぷら盛り合わせという店名冠する天ぷらのメインメニュー。これで680円。

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揚げ物メインなので、待ち時間はどうしても発生してしまうもの。そんな間につまみたくなるイタヤ貝の軽いくん製。

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ここで冷や酒をお代わり。

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オーダーを受けてから20分かけてじっくり揚げていく若鶏はちみつから揚げ。結構なボリュームですが、ムネ肉なので見た目ほどしつこくなくがつがつ頂けます。

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盛り合わせの中にも含まれているんですが、ふんわりとした身とサクッとした衣に一目ぼれしたアナゴ天をリピート。島根県産だそうな。

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2日目昼:京都市内

京都市内のめぼしいスポットはどこも観光客でいっぱい。じゃあどうすれば桜を楽しむことが出来るのか、

  1. 朝早くから訪れる
  2. 穴場スポットを巡る

人と出くわさないという訳にはいきませんが、桜をじっくり楽しむ余裕くらいは得られます。という訳で仕事をさぼって有給とって命の洗濯に。

六孫王神社

京都市南区。JR東海道本線がすぐ北に走る、花の神社としても有名な六孫王神社から出発。平日にも関わらず、境内には多くの花見客が押し寄せていました。

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境内では、整然と並ぶ朱の灯篭と白とピンク色が鮮やかな桜のコラボレーションが楽しめます。

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境内にかかる橋を挟んでみる景色はまた違った感じがします。

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ソメイヨシノは主に白を基調とした色が特徴ですが、その中に少しピンクがかった枝垂桜が。

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藤森神社

紫陽花と馬の神様として有名な神社ですが、境内には桜も楽しむことが出来ます。

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本殿向かって右には、立派な鎧に身を包む神鎧像があるんですが、その周りは桜で埋め尽くされています。

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ここの狛犬は割と雄々しい感じがするんですが、桜をバックにするとまた少し違った印象を受けます。

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2日目夜:京都市⇒宇治市内へ

まあ普通に帰宅しただけなんですが。

蹴上インクライン

寄り道、普段なら人が多すぎて絶対に近づきたくない京都有数の花見スポットですが、コロナ自粛の流れがまだ生きている今年なら。逆に言えば今年を逃せば来年以降一生機会は訪れないかもしれないという事で、夜に強行。

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昔、京都⇔大津の輸送手段は舟でした。蹴上にはかつて輸送船の船溜まりがあって、そこから疎水へ舟を移動させる手段として使われていた鉄道が蹴上インクラインという訳です。

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こんな軌道の上をコツコツと踏みしめながら桜を楽しむことが出来るスポットなんて全国見回しても、そうあるものではありません。

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最近のスマホカメラってもうデジカメをひん死に追いやるくらい進化を重ねていて、画素数だけならほんとにカメラって要らないほど。ですが弱点もあって、それが夜とアクション。テールランプに引きずられてしまうと途端にピントが合わなくなってしまうんです。

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フラッシュも奥には届かず。暗がりに浮かび上がるように写すことが出来るのでこれはこれでありなんですが。

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お台所roji

当ブログでも、そしてプライベートでも度々お世話になっている宇治有数の名店『お台所roji』さんへ。美味しくて、インスタ映えして日本酒が豊富というあらゆる意味で願ったりかなったりのお店。

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日本酒の種類が豊富、今回は外歩きが長かったので熱燗。

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いぶりがっこ、いうなればたくあんの燻製ですね、クリームチーズとの和え物。

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メニュー豊富な中、特にお魚がおすすめ。刺身は勿論、焼き魚というのも用意されています。

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白エビといえば富山。新鮮命のこの綺麗な海老。刺身は流石に現地でなければ食べれませんが、から揚げなら。

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この日の天ぷらはたこと白魚の二択。頼めばハーフ&ハーフとかしてくれそうな気もしますが、無粋というものでしょう。迷った末に選んだのはタコ。嚙んだ弾力と、溢れる旨味はこの選択肢が正解だった事を示してくれています。

三日目昼・夜:和歌山市・湯浅市

最近忙しくて心が擦り減っていしまっている気すらしました。そんな時は山です。という訳で最終日は和歌山へ。
海の印象が強い和歌山県。実際西側は全て海に面しているのでそのイメージは間違っていないわけですが、実は山も多い和歌山県。桜というのは当然木な訳ですから、山に目を向ければところどころピンクに染まった綺麗な景色が楽しめます。特に阪和自動車道で大阪⇔和歌山の県境を走れば、花咲か山のような一面桜におおわれた山を見ることが出来ます、一瞬で通り過ぎることになりますが。

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霊現寺

そんなちらほら染まった、けど基本は山なので深緑の山ですが、一面がピンク色に染まった場所があります、それが霊現寺です。場所でいうと、和歌山JCTのわき道あたりでしょうか。

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真言普門宗という微妙に耳馴染みのない宗派の大本山という事ですが、同時に紹介されている光明院は真言宗です。
そんな訳で寺院自体はそれほど知名度が高いわけでも建物が大昔からあるという訳でもないようですが、ここの境内には一面見渡す限り桜が咲き誇っています。

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特に一番奥にある八角堂へと続く参道はどこもかしこも桜。

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境内どこを見渡しても桜が楽しめて、

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しかも寺院は高台にあるので和歌山市内を一望絶景スポット。

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そんなこの寺院ですが、知名度のお陰か、人はまばら。正に穴場と呼ぶにふさわしい場所です。

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境内は主にソメイヨシノが咲き誇っていますが、一本だけ見える枝垂桜があって、こちらも綺麗。

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湯浅城跡周辺

湯浅醤油で有名な湯浅町。場所でいうと和歌山~海南市~有田郡(湯浅町)こんな感じでしょうか。

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この辺りは元々鎌倉時代よりも前から代々湯浅氏という一族が治める土地だったようで、湯浅城は1143年に築城されたそうです。室町後期、畠山氏に攻められた際も二度その攻撃を退けたという難攻不落の城だったそうで、現在は土塁・曲輪が残るのみですが当時に思いを馳せることが出来るスポットです。現在は、お向かいにそれっぽい国民宿舎が建てられています。

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近くにある湯浅城公園の外周で桜を楽しむことが出来ます。

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外周30分もあれば十分に一周することが出来、キラキラした池面を眺めながら桜を楽しむことできる絶景散歩スポットです。

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3日目夜:赤心

三日目は再び和歌山市へ。会席と小料理屋さんの中間のようなポジションにある赤心さん。

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今回はとある人に奢っていただいた為、お任せコースで。 あと車なので残念ながら花見酒は出来ず。

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美味しいお魚を食べる一番の方法、それは水揚げに近いお店で食べる事。

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京都で食べると1,2諭吉円するたけのこですが、本来はどちらかといえば庶民よりの食材。

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4日目朝:和歌山(橋本市高野口町)

予定では朝から雨だったんですが、少し雨足が遅いようで最後は高野山麓の公園にて。

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24号線を走っていて偶然見つけた山一帯がピンク色に染まったエリアがこちらです。

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小高い山というか丘一帯全体に桜並木が広がっています。

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山上には八幡神社が町を守るように建っています。

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丘の上からは町を一望できる展望スポットになっています。

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まとめ

今回はこれで以上です。
桜を見ていると心が和むのを感じると、やっぱり自分は日本人で、日本人でよかったと実感できる瞬間でもあります。有名なスポットも勿論、良い場所はたくさんあるんですが、密を避けて×4と言われる最中なので今回は敢えて知名度はそんなに高くない場所ばっかりを特集してみました。

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