今回は外食でも最高の贅沢と言えるうなぎ、そんな鰻をリーズナブルに楽しめるお店『千里うなぎ』さんのご紹介です。今週のテーマはズバリ土用丑の日先取りです。
ご自由に
美味しくて安いものを求めるのはいわば人間の真理といえますが、このお店はそれを見事体現した良店です。
店舗概要
お店があるのは京都駅西
お店があるのは京都駅から西へ、何なら徒歩でもいけない事もないんですが最近文化エリアとしてどんどん開拓が進む梅小路公園。水族館、鉄道博物館、朱雀の庭など色んな文化施設が築かれたこのエリアは昨今嵯峨野山陰線に新しい『梅小路公園駅』まで作られる今京都で一番熱いエリア、そんな駅前にそびえるホテル『エミオン京都』に入居するレストラン街の一角にこのお店はあります。
このホテル、最近できただけあって京都の知られざる弱点京都の晩飯って実はそんなに美味しくないよねを見事に克服。見るだけで楽しくなるグルメ店ばかりを入居させた最近要チェックやなホテルと言えます。
店内にはうなぎがいっぱいに詰まった生け簀
店内は落ち着いた和の雰囲気が広がります、でもこれは普通、このお店が醸し出す雰囲気、それは生け簀。
公共団地みたいな過密状態で入居している鰻たち。とりあえず迫力は満点です。
アクセスなど
- 営業時間:11時00分~22時00分
- 定休日:特になし
- 駐車場:なし
- 住 所:〒600-8842 京都府京都市下京区朱雀堂ノ口町エミオン京都2F
ホテルなので一応駐車場はあるんですが4台、それも宿泊専用。梅小路公園駐車場はじめコインパーキングは周辺結構あって、止めるところに困らないし梅小路公園駅から徒歩圏内でもあります。
メニュー・味
メニューです、ここのメニューは基本はみ出しているようです。
人生はみ出している人に言われてもねぇ☆
もう少し上品に、という贅沢な注文を希望する方ははみ出していないせいろ重というのもあり。
ランチタイムが絶対お得
鰻一匹で約3,000円これでも十分お得な感じが味わえますが、ここの真の実力はランチタイムにこそ発揮されるのです。重と丼の違いはあるもののうなぎの量は変わらず。
うなぎ一匹で千円のディスカウント、一匹半ならむしろレギュラーメニューより安くなるという驚異の戦闘力を誇ります。
特上うなぎ丼一尾
私事ですが、メニューの写真って基本信じないんです、ボリューム満点の写真は特に。
ですが、真実は常に一つ、丼が提供された実物を見た時にだけわかります。
性格がひん曲がっているからじゃないかな☆
メニュー写真そのまんまのものが提供されるのを見たのなんていつぶりでしょう。いやむしろ写真よりもなお大盛り。女性や最近ちょっと食べるようになった子供程度では少し手に余る量です。そしてしっかり肝焼きも。
味はもう、運ばれてきた時に匂い嗅いだ瞬間から知ってます。旨いです。
ちゃんと食ってから言え☆
皮はぱりぱり、身は思ってた以上にふんわりとした柔らかタイプ。ここまでは割といろんなお店であります。そしてこのお店のうなぎの特徴、それは焦げにあります。
注文を受けて順次焼き上げられていく為、少々出来上がりを待つことになる代わりに出てくるうなぎはすべからく焼き立て。ところどころに焦げが混ざる辺り炭焼きを推察しますが、そのお焦げこそがおいしさを引き立てます。勿論全部焦げてたらそれはただのゴミですが
ゴミが言うな☆
甘いタレに混ざって感じられるこげの少しの苦みはそれ自体が味付けと思えるほど。最後まで飽きる事なく食べることが出来ます。
特上うなぎ丼一尾半
先ほどのインパクトは中々のものでした、鰻と言えば常にご飯>うなぎの壁は越えられないものという庶民たちの常識をいとも簡単に突き崩してくれたんですから。
ですが、このお店あれが限界ではありません。この店の全力、それがこの一匹半版。
もはやはみ出す、というか初めから丼に収める気がないレベルのうなぎ半身が3枚。勿論おいしさは一匹版と変わらずです。
サービスランチだからって手抜かりはありません、肝吸い。お店によっては別料金でつけることとなるこのお吸い物は当然のようについてきます。
食べる量に自信のない方はご飯の量の調節を予めお願いしておくことをお勧めします。
まとめ
今回はこれで以上です。
諸説ありますが、土用丑の日を考案したのは平賀源内、その理由は夏場に売れない鰻の販促の為。夏バテ対策の滋養強壮にという理に適ってはいるものの、なら夏に食えば良い話で、何も土用丑の日にこだわる必要は全くありません。
ですが、来週末をピークにどこもかしこも鰻アピールは激しくなるばかり、耐えられる自信がない人も多いかと存じます、そんなときはこの記事を思い出してください、きっとコスパ良く腹いっぱい食べたい、そんなニーズに応えてくれることでしょう。
多分、筆者は土用丑の日に関する割と知られたトリビアを語りたかっただけですが、コスパ部門でお勧めする最有力候補ではあります☆