今回は育てるシリーズ『しいたけ』を育てるコーナー。
そんなシリーズない!
しいたけ栽培って難しそうとか、ジメジメした昭和の漫画家さんのお部屋じゃないと育たなそうとか、ほんとに食べられるのかなとかそんな疑問にも育てていきながら答えていくコーナーです。
初めに
最近コロナコロナうるさいですよね、ニュース見てコロナ、コロナやから外は出るな、コロナやけど仕事は行け。
仕事は生活のためやろ☆
かといって、お上の言うことを無視してほんとにコロナにかかってしまっても馬鹿みたいなので、みだりに外出するわけにもいきません。
ネットフリックス見たり、龍が如く7クリアしてみたり、母ちゃんの踊ってる姿をyoutubeにアップしようとしてみたり。(寸前で阻止されました。)
もう自宅でやれることもやり尽くしてしまった、そんな人多いんじゃないでしょうか。
そんな中でこないだまで開催されていた楽天スーパーセールで見つけたのがこれ。
これや!!
本人は世紀の大発明のような気分ですが、余暇時間を使っての自家栽培は割とオーソドックスな発想です☆
皆さん、きのこはhok○toか、雪国まい○けか、農協の工場でないと育てられないと思っていませんか。ジメジメしたネクラな人間の部屋でないと生えてこないと思っていませんか、意外とかんたんに作れちゃうんです。というわけで今回はそんな暇を持て余したおっさんの戯びにお付き合いください。
吉本興業:『モンスターエンジン』より
栽培日記
準備
結構かんたんに作れちゃうとはいったものの、なんにもなしに作ることは出来ません。ここでは用意するものを解説、といってもそんな大層な話ではありませんのでご安心を。
菌床と種駒
- 菌床➩きのこの畑
- 種駒➩きのこの種
こんな解釈で問題なし。中級者は別々に買ってきて好きなきのこを育てたり、上級者は菌床を自分で作る人もいるそうなんですが、世の中には菌床に種駒を仕込んでくれてある便利グッズなんかも売っていますので、経験値に合わせてチョイスしてみましょう。
パッケージはこんな感じ。
中には、まだらになった土の塊が入っています。この白い部分が正にきのこ部分で、今回は椎茸が生えてくる(予定)です。
ちょっとグロですが、農業とか釣りとか生き物を相手にすることってだいたいこういうのがつきまとうのである程度割り切りましょう☆
容器
見た目はどう見ても土くれなので、室内で栽培を前提にしていた僕にとって入れ物は必須。
あと寒がりな僕の部屋は今でも絶賛暖房中のため、保湿のために菌床全体をカバーできるこんな容器を購入。ここは生育の環境によって違いは出てくると思います。
霧吹き
きのこの生育に水分は必須。まんべんなく水分を行き渡らせるには、霧吹きが最適。
部屋片付けろよ☆
生えてくるまで見守ってみる
とりあえず準備が終われば、育てていくことになりますが、特にやることはありません。一日一回霧吹きで水やり、以上です。
初日
初日、つまり到着した当日です。
のっぺりとした円柱形が見て取れると思いますが、当然ながら変化はありません。
三日目
到着した翌々日です。2日で変化なんかないわと思ってたんですが、ところがどっこい
今日び言わないわね『ところがどっこい』
ちゃんと変化がありました。
初日と見比べてもらえるとわかるんですが、ちっちゃなきのこがポコポコ生えてきています。新たな生命の誕生です。
四日目
ちっちゃかった子どもたちがはっきり個体差がわかるくらいの大きさになります。
プロは元気な個体にたっぷりと栄養がまわるように間引きしたりするそうなんですが、僕にそんな元気の良さなどわかるはずもなく、もう少し様子を見てみることに。
五日目
見てもらう方が話は早いでしょう。
?!
容器内にどっかのドラえもんがタイムふろしきでも掛けていったかのようなパラダイムシフトが訪れていました。
間引きしようって書いてあったよね☆
撮った角度でそう見えるだけ、そんなひねくれた考えを持つ方のために別アングルでも一枚。
男児三日会わざれば刮目してみよ、正にそんな感じで突如収穫期を迎えたというわけです。
今回の採れ高
もうちょい間引きして大きくなるのを促したら結果も違ったのかもしれませんが、こんなけの収穫がありました。バットの大きさはスーパーで買ってきたサバの切り身を斜めにして入る大きさ。
全く伝わらないです☆
未生育な分には目をつぶるとして、スーパーで買ったらざっと1,000円程度といったところでしょうか。初めてにしては上々といったところ。
美味しく食べてみよう
収穫期が平日に回ってきていたら。
そう思うとゾッとする思いですが、幸いにして休日に収穫することが出来たので、ガシガシ調理していきます。
椎茸とたけのこの天ぷら
食べるのは好きですが、作る方で天ぷらは正直あまり好きではありません。
じゃあ別のメニューでいこうか☆
椎茸といってもごくごく小ぶりな大きさなので、扱いは貧相なマッシュルームで差し支えはないでしょう、片栗粉をまぶして揚げていきます。香ばしさプラスを目的に、ごま油を使用。ついでに前回もらったたけのこもついでに揚げていきます。
カラっと揚げるコツは、二度揚げることなんだとか。
そのまま食べても美味しいですが、餡掛けにしてみます。
かつおだしと醤油、みりん、酒を煮詰めて水溶き片栗粉でとろみをつけます。
椀に盛り付けた2つの天ぷらの上から餡をかけて完成。しいたけとたけのこの揚出し風とでも言えばよいでしょうか。かつおの香りを強く引き立たせれば引き立たせるほど美味しく食べられます。
しいたけ+パリパリ焼きチーズ
いつも冷蔵庫の食材を適当に組み合わせて作るので、いつも悩むのが料理名なんですが、そこはもう気にしないことにしました。
それより彩りと盛り付けも毎回致命的なのを悩んでみようか☆
家庭料理は美味しく食べられればそれで良い、そんなふうに思っています。
作り方も難しい話でもありません、バターと油を敷いた上でしいたけを炒めた上で、チーズをたっぷり振りかける。お酒を少しだけ入れて、焦げない程度にチーズがしいたけの上でも下でも溶けるように蒸し焼きにします。水分が飛んでからチーズに焦げ目がつくように、焼いて完成。
香ばしい焦げ目と本当に焦げるのと紙一重なので、弱火で少しずつ焼いていくのをおすすめします。
33%くらいの割合で失敗します☆
しいたけの軸のオイスター炒め
ここまで2品程作ってきたんですが、使用したのは全部傘の部分のみ。
でも軸の部分も食べられないわけじゃありません、というか美味しく食べることが出来ます。ついでにちっちゃすぎてアヒージョに使おうと思っていた分もついでに使っていきます。
にんにくの芽とかねぎとかニラとかと炒めても美味しく食べられます。オイスターは掛けるだけで中華料理っぽくなるのでとりあえず本格的な中華料理をリクエストされた時にお茶を濁すのに最適です。
考え方が根本から腐ってますな☆
ゆり根炊き
ゆり根ってご存知でしょうか、名前の通り花のゆりの根っこです。固い花びらのようになった部分を一つ一つはいでいき、あっさりと煮て卵でとじればゆり根炊きの完成。
食べたことのない方は斬新な食感と味だと思います、よくじゃがいもとクワイの実を掛け合わせたようなと表現されるんですが、肝心のクワイを食べたことがないので、何とも言いようがありません。
どっかで拾ってきた表現を使うから。。。
天ぷら
第1弾の収穫は間引きを兼ねてのものだったため、小ぶりなものが多かったですが第2弾はそこそこの大きさに育ってくれました。
天ぷらって準備もさることながら後片付けが超面倒くさいのでできればやりたくなかったんですが、強いリクエストにより。
てんぷら粉が余って勿体なかったので、スーパーで買ってきた山菜も一緒に揚げてみます。
まとめ
今回はこれで以上です。
しいたけ栽培は上手くすれば計3回の収穫が可能だそうです。なので、あと2回しいたけ地獄しいたけ祭りが開催できるみたい。サイクルが休日ごとに来てくれることを願うほかないわけですが、植物より生育がずっと早いので子供の理科へ興味を向ける一助にもなるし、値段以上の価値があると考える良い買い物でした。
※ちなみに小学一年生って今理科と社会がないんだそうです、代わりに生活と道徳。何だよそれって感じですが、なおのことこういうのを一緒にやるのは大事な事だと個人的に強く思う次第です。