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篠島というところ

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愛知県南部に浮かぶ島『篠島』。
近くて気軽にリゾート気分が味わえるいいところなんですが、意外と知名度が低い正に穴場リゾートと言ったところ。
今回はそんな篠島をまとめてご紹介していきます。

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篠島って?

愛知県にある離島です

近畿・中部以外の人にはあまりなじみがないかもしれません。愛知県南部に浮かぶ小さな島、それが今回ご紹介する篠島です。

  • 面積:0.94㎢
  • 最大標高:49.1m

グーグルマップの縮尺を目測すると東西500m南北2㎞程度という縦長ですが極々こじんまりした島に1,500~2,000人ほどの人が暮らしています。

島の玄関口は北西の篠島港のみ。実際に歩いた感覚では南北は30分、一周してもほぼ2,3時間で十分行き来が可能です。ただし、島の南側・西側に展望スポットが数か所あってグーグル先生に言わせると10分ですが、全部トレッキング。

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しかもほぼ未舗装と呼んでよいレベルの場所をいく事になるので、そこら辺を巡る予定の方は装備と覚悟を持って挑んでください。ただ、個人的にこの島一番の魅力は西側と南側にあります。具体的な内容は後述しますが、興味がある方は是非装備と覚悟を持って挑まれることをお勧めします。

アクセスはなんと10分

以前、当ブログで紹介させていただいた『小豆島』。離島としてはかなりメジャーな場所ですが、フェリーだと最速60分(高速艇でも35分)と、離島というとそれだけでそれなりに時間がかかるイメージがあります。
そんな中篠島までのアクセスは高速艇でなんと10分。

へ?

筆者自身行って見て初めて知ってびっくりだったわけですが、アクセスはかなり良好と言えます。へ?とかなんとか言ってますが、駐車して乗船券買って、すぐ乗船。

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船の揺れとか航跡を見て船旅を楽しんでいれば、ほどなく到着のアナウンスが。
優雅な船旅は叶いませんが、そんな感じなので出発地によっては日帰り島旅、日帰り離島海水浴も十分に可能、身近なリゾート地と呼ぶのにふさわしい場所です。

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離島は三つ並んでいますが

すぐお隣にはタコで有名な日間賀島、更にお隣には何故か離島で最近やたら流行っている芸術の島として知名度急上昇中の佐久間島が三つ並んでいます。アクセス良好な島と聞くと、2,3泊のちょっと長めの計画で三つとも回りたいとか考えてしまうところですが、気を付けたいのが佐久島。
三島民の仲の良し悪しは不明ですが、知多半島の南岸師崎港からのアクセスという意味では、師崎⇒篠島⇒日間賀島⇒師崎と周遊が可能なのに対し、佐久島だけは師崎かぐるっと三河湾を挟んだま反対の一色港からしかアクセスが出来ません。

やってやれないことはないですが、ほぼほぼ別の旅行を無理やりくっつけたような感じになってしまうので、2島または1島で計画を練るのが現実的と言ったところでしょう。

どんな場所?

釣り人の島『篠島』

近隣の人の間で一番認知されているのが、この釣りの島としての篠島。
文字通り島なので四方が海に囲まれていて、僕が訪れた日も釣り竿片手にというおひとり様からファミリーまでむしろ釣り客じゃない方が少ないくらい。
そんな訳で島中どこを歩いても釣り客を見かけます。

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僕自身は釣りをしない(というか釣り道具高すぎてできない)ので、ここがどう釣り場として適しているのか解説する事は敵いませんが、『篠島 釣り』で検索すると釣り情報がわんさか。確かに釣り人にとってここは天国の島のようです。

海が綺麗な『篠島』

釣り人にとって天国とイコールになりゅのか不明ですが、都会から離れた島だけあって海は綺麗です。

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アクセスに船を挟むだけあって、800mに渡って伸びる篠島海水浴場は綺麗なのに人はまばら。夏は十分に海を堪能することが出来ます。

神の島と呼ばれる『篠島』

三河湾上に浮かぶこの島ですが、昔から伊勢神宮とのご縁が深く神の御心に近い島とされている神聖な島でもあるんです。最も古い歴史では伊勢神宮創建の祖とされる倭姫命(やまとひめのみこと)がこの島を訪れた際、鯛『御幣鯛(おんべだい)』を気に入り、以来6月、12月の月次祭にこの島の鯛を奉納する事となった事にも由来します。
この島には新明神社と八王子社という立派な神社があります。

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左が神明神社、右が八王子社の鳥居。

伊勢神宮が20年に一度式年遷宮と言って、社殿が立て替えられることは有名なお話。

式年遷宮|伊勢神宮

じゃあ20年経ったお社の木材はどこに行くのかっていうと、はるばる海を越えてこの篠島神明神社の建て替えに使われるんだとか。でもってその神明神社分のお社は八王子社に遷されることに。言ってみればところてん方式に20年毎伊勢神宮のお古が回ってくる実はすごい二社がある島でもあるんです。

夕日が綺麗な『篠島』

篠島アピールでよく見るのが篠島の夕日。ちなみに個人的な篠島一番のおすすめポイントであり、最も過酷なポイントが夕日。松島という篠島すぐ西に見える小さな島に向かって落ちていく太陽は正に絶景と呼ぶにふさわしい光景。

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季節が少し違っていて松島から少しずれていますが、海平線に向かって真っすぐ伸びる夕日はこれはこれで良し。
この島の夕日を見るスポットとしては三つ『清正の枕石』『歌碑公園展望台』、『太一岬キラキラ展望台』。ですが島なので言ってみれば西半分全部夕日を見るスポットと言えるかもしれません。

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清正の枕石

清正というのは加藤清正。名古屋城築城の際、石垣に使おうと枕を入れたけど大きすぎて運ぶことを断念したという石。

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スポット自体はふーん、といった程度のものなのですが眼前180度全て海平線が広がる場所なので、海平線に沈む夕日が見たい、という人には一番適したスポット。

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歌碑公園展望台

篠島中学校から南へ行った先にある高台に据えられた展望台。こじんまりとした東屋になっていて、上り坂の休憩所としてもちょうど良い場所。

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少しも矢が買ってしまったものの、清正の枕石辺りの斜面を滑るように降りていく夕日を座ってゆっくり眺めることが出来ます。

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太一岬展望台

正確に言うと険しすぎて気力が萎えてしまったため日没に間に合わないと判断し、眺めたスポットは展望台手前の砂浜です。

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篠島の夕日を紹介する画でよく見かける松島と夕日はアングル的に恐らくこの辺りから撮られています。

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折角これだけの絶景、プロポーズするならゼク〇ィよろしく多少イマイチと思われていても成功しそうなシチュエーションを演出してくれるこの場所ですが、残念ながら告白には向きません。ざまあみろカップル理由は何回か書いているたどり着くまでの道程。

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特に浜に抜ける急坂は辛うじて階段は作られているものの、普段誰も使わないのか蜘蛛の巣、蚊、その他。そこそこアクティブな女性へのプロポーズ以外は辿り着かずにむしろ気まずくなってしまうので、相手のアジリティ数値をよく把握してから挑みましょう。

何が美味しいの?

折角海に囲まれる島に行くんですから、当然海の幸に期待がむくのはむしろ当たり前と言えます。ぶっちゃけ新鮮さに勝るものはないので何でもおいしいんですが、やっぱり特産=おすすめという事なので是非押さえてから訪れてみてください。

まずはシラス

シラス、日本全国で食べられているいわゆるちりめんじゃこですね。
名産地ならではの生シラス。そのまま食べても丼にしても。

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釜揚げも生産地だとおいしさ2倍。ご当地ならではのかき揚げ天にした料理もあります。

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ちりめんじゃこって食べるけどおいしさを意識して食べる事ってないですよね。美味しいシラスが味わえるのが篠島です。

お隣の日間賀島はタコが名産

地理的に近い兄弟島たる日間賀島の名産はタコ。

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お隣の島の名産がこの島で食べて美味しくないはずがありません、当然ホテル宿泊時には食卓を彩ってくれます。

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佐久島は大アサリ

ここまで解説してくると鋭い人は思うかもしれません。

3島で敢えて名産分ける必要ないんじゃない?

これは田舎に住んだことのない人の意見でしょう、田舎の街にとって差別化できる名産品があるかないかはまさに死活問題。という訳で逆お隣の佐久島の名産は大アサリ。

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アサリという名前がついていて実際に形状、味共にアサリと似ている大アサリですが、実はウチムラサキ貝という別の種類だったり。まあ、美味しいので細かい事は抜きにしておきましょう。

その他海の幸は何でも

三島の名産はそれぞれと言ったところですが、結局猟師さんたちが相手にするのはかの辛坊さんが2回も横断しようとした大きく広がる太平洋。この大きすぎる海原には数を数えるのすら馬鹿らしい魚たちがいるわけで、出てくる料理はぶっちゃけ全部美味しい。上記3種の海の幸を押さえる一方で、あとはお店なりホテルなりの裁量にお任せしておけばこんな感じに絶品海の幸が出迎えてくれます。

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まとめ

今回はこれで以上です。
数訪れたほどではないですが、離島を一つに絞れと言われると多分難しい話となるでしょう、大きさはさまざまですが総じてちょっとゆっくりした時間が流れていてそれを求める人にとっては逆にどこも良い場所と言えるかもしれません。
篠島はそれほど大きくありません、一泊二日一人旅なら十分に魅力を堪能することが出来る手ごろな大きさが一番の魅力と言えるかもしれません、夏の旅行を考える際には是非候補に加えてもらえれば幸いです。

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