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心鎮めて『詩仙堂』

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今回ご紹介するのは左京区にある寺院詩仙堂です。
毎日生活してると結構時間に追われているって感覚ないですか?僕は大いにあります。というか、毎日なんかかんか追われっぱなしな上、余暇時間があれば何かしていないと気が済まない性質で、時間とはあっという間に過ぎるもの、そんなイメージしか持っていません。
詩仙堂はそんなせかせかと過ぎる毎日が何となく嫌やな、たまにはゆっくりと時間が流れるのを楽しみたいな、そんな風に思っている方には正にうってつけの場所です。では、今回はそんな心癒される詩仙堂に一礼。

入口から本堂まで

八大神社の坂をほんのちょっと下ったところに、詩仙堂の入口はあります。

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史跡『詩仙堂』とありますが、正しくは詩仙堂丈山寺という曹洞宗のお寺です。
入口を抜けると細い小道、突き当り左に程なくしてもう一つ門が見えてきます。これが拝観入口『老梅関』です。

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門の奥から覗く窓が人の目に見える、なんて超絶にセンスのない事を考えながら撮っていましたが、この窓『雲形の窓』というんだそうです。拝観料は以下の通り。
大   人:500円
高 校 生:400円
小・中学生:200円

中の撮影はNGという事ですが、お庭はOKというちょっと変わったルール。要は文化財は写さないでね、という事なんでしょうか。

本堂景観

こちらはお堂、お庭ともそれほどの広さはありません。ですが、落ち着きがあります。川の流れる音、木々の揺れる音、遠くからなる鹿威しの音、そんなものを聞きながら心穏やかに時間を過ごす、そんな場所のようでした。

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暑さも時折忘れながら(暑いんですけどね、気分のお話です。)縁側に足を落とし、お庭を眺め、ゆっくり流れる時間を感じる、たまにはそんな日があってもいいんじゃないかな、と思える場所です。
僕は知ってて拝観したわけでなかったんですが、このお寺さん、実は結構人気のスポットらしく国内外問わず、結構な人が訪れて、でも喧騒はなく皆思い思いにこの穏やかな空間を楽しんでいました。

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境内散策

堂内から眺めていたお庭ですが、歩いて回る事も可能です。お堂へは、入口から左に向かうんですが、逆の右側から回り込む形で歩いていくと、お庭に出ます。

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藤棚があって、満開の時は綺麗かもしれないですが華やかそうなのはそのくらい。秋の紅葉や春のさつきは今はなく、華やかなものは特にないんですが、特に何を見るでもなくお庭を散策、『何もないを鑑賞する』上手な表現が見つからないですが、そんな感じでしょうか。
遠くに聞こえていた鹿威しも見ることが出来ます。

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ちょうど、堂内から見える景色の外郭に位置する所が歩いているようで、上手い具合にお庭を歩いて鑑賞している方と、お堂に座って鑑賞されている方とがかち合わないように配慮された造りになっています。

御由緒・御朱印

造営は1641年、徳川家家臣石山丈山が隠居用に建てた山荘で、そもそも建築当時はお寺ではなかったようです。詩仙堂というのも通称で正確には凹凸窠(おうとつか) という名前なんだそうです。その後、昭和に入ってから曹洞宗の寺院とされました。

御朱印。書置きのみで残念がられるというお話を受付の方がされてました。個人的に気にならないのと、丁度お寺用の御朱印の持ち合わせがなかったので無問題。

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アクセス

  • 住 所:〒606-8154 京都府京都市左京区一乗寺門口町27
  • 駐車場:あり

電車の場合:叡山電鉄一条寺駅徒歩13分
車の場合 :車の場合:北白川通りから曼殊院通りを東へ。
付近には有料駐車場あり。(定額500円)

まとめ

詩仙堂は、春はさつき、藤、秋は紅葉と華やかな季節の彩を楽しむこともできますが、かなり混雑します。国宝・重文の仏像なんかがある訳でもない、いわば夏はシーズンオフに近い事になるんですが、新緑に囲まれながら『何もない』を鑑賞するゆっくりとした時間を過ごすのは個人的にお勧めです。

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