小豆島の特産品(少なくとも知名度)No.1は恐らくオリーブ。勝手に生えてくるんやろかと思えるくらいに、島をめぐっているとそこかしこで見かけるオリーブの木。
オリーブなので当然食べもすれば油もとれるわけで、今回はそんなオリーブ畑と青一色の空と一面に広がる海が一度に楽しめる『オリーブ公園』をレポートしていきます。
公園概要
島南部に位置する一面オリーブ畑の公園/道の駅
ここは香川県小豆島南東部。小豆島は島なので、外周道路沿いにある建物は全部海沿いの風光明媚な場所ばかりなんですが、ここは別格と言って良いかもしれません。山側に目を向けてみましょう、淡いグリーンのオリーブの木に風が揺られ心地よい音がします。
目に優しいオリーブの木に癒やされながら、丘を登り180度回れ右をしてみましょう、眼前には瀬戸内海が広がります。
海風を浴びながら芝生に寝転がったり、オリーブの木と戯れてみたり時間の使い方は自由、そんな日常生活では絶対出来ないし、しようとも思わないゆったりとした時間の流れを感じながら過ごすことが出来る場所です。
魔女の宅急便ロケ地『雑貨コリコ』
個人的に何もなくてもここで過ごす事自体とても気の休まるところではあるんですが、ここが人気の観光スポットなのは、あの誰でも知ってる、スタジオジブリの名作『魔女の宅急便』の実写版映画のロケ地として使用されたから。
それがアニメ・実写共に登場する主人公『キキ』が働く『グーチョキパン屋』さん。
当初ロケのためだけに建てられたこの建物は撮影後取り壊される予定でしたが、この場所の雰囲気にマッチしているからと予定を変更し建物は残されることに。
それが現在もこの場所に残る『雑貨コリコ』さんというわけです。
中には可愛らしい雑貨やアクセサリーが所狭しと並べられていて、まるで映画の世界に遊びに来たような気分に浸りながらお買い物を楽しめる場所になっています。
営業時間やアクセスなど
- 営業時間
・オリーブ記念館:8:30-17:00
・雑貨コリコ:9時00分~17時00分
- 定休日:特になし
- 駐車場:あり
- 住 所:〒761-4434 香川県小豆郡小豆島町西村 甲1941−1
駐車場は段々に沿って多数用意されています。
公園散策
園内マップです。広大なというほどの公園ではありませんが園内には見どころがこれでもかと詰め込まれています。
魔女の宅急便『キキ』になりきろう
魔女宅のロケ地という事で、ここではキキのようにホウキにまたがって綺麗な海をバックに空を飛ぶ瞬間をカメラに納めるのがド定番。
オリーブ公園HPより
これだけ景観の良い場所なので、正直どこで撮っても絵になる場所ばっかりなんですが、ここでは特におすすめの場所をご紹介。
ほうきはオリーブ記念館で
といってもまずはホウキを手に入れなければお話になりません。ホウキはオリーブ記念館でレンタルが可能、無料です。ホウキが吊られたフックが黒猫型でかわいい。
風車前
空飛ぶホウキシーン撮影でなくても園内で一番人気のあるスポットがこの風車前。
小豆島と姉妹島提携を結ぶギリシャ・ミロス島から友好の証として贈られたこの風車はこの公園のシンボル。青い空とのコントラストがよく映えます。
空飛ぶシーンには段差があったほうが撮りやすいのでそういった意味でも適しています。
イベント広場
公園の中心にあるのがこのイベント広場。
フラットな場所のほうが足が宙に浮いている感が出る上、バックに海を映す事ができるので綺麗な一枚を撮ることが出来ます。
始まりの本
園内中腹ほどに大人の身の丈の倍ほどもある『始まりの本』と呼ばれるモニュメントです。
ここ自体が人気のフォトスポットでもあるため、タイミングを図るのは至難の業ではありますが、魔法の本の前で魔法のほうきにまたがって空飛ぶシーンの撮影とか、シチュエーションとしてはベストと言えるのではないでしょうか。
幸せのオリーブポスト
小豆島でオリーブ色に塗られたポストがオリーブ記念館の前に建てられています。
幸せのオリーブポストと呼ばれていて、ジンクスなどはないもののポストカードと一緒に小豆島の幸せを発信できるようにと願い、建てられたものなんだとか。
まとめ
今回はこれで以上です。
外形的な説明書きは道の駅でしか無いため、もしかしたら前を通ったのに素通りしてしまう方も出てきてしまうかもしれません。ですが、それは余りにも惜しいチョイスと言えます。ここは中世の港町、海とオリーブの木々を眺めながらまったりと散歩しながらホウキを片手に空中散歩(の気分)を味わってみるのはいかがでしょうか。
最悪自分が味わう必要はありません、周りの人たちが幸せ感たっぷりにホウキにまたがって撮影に勤しんでいる姿は見ているだけでもちょっとほんわかした気分になれます。