今回は京都府にある『食堂 大江山』さんのご紹介です。
このお店、京都府北部にある大江と言う町にあるんですが、この店のと言うよりこの地域のご当地グルメ『鬼そば』と言うのがあるんです。
今回はそんな鬼そばも含めてレポートしていきます。
鬼そばって?
このお店があるのは京都府北部にある町『大江』。この辺りにある『大江山』は昔、酒呑童子が住処としていたとされる山です。
京都市内から高速をぶっ飛ばしてゆうに1時間半はかかる中、徒歩か牛車か馬しかない平安時代に、わざわざ京の都まできて人さらいしていたという説自体何でみんな信じたのかわかりませんが、そこに住んでいた酒呑童子は源頼光率いる討伐隊に討ち取られます。討伐隊のメンバーにはかの有名な坂田金時(大人になった金太郎)なんかも含まれます。
そんな訳でこの辺りは『酒呑童子の里』と言う事で、グラウンド名なっていたりキャンプ場名になっていたり、酒呑童子が親しまれている場所です。
そんな酒呑童子の知名度に丸乗っかりした商品もある訳で、一番有名なのがハクレイ酒造さんところの『酒呑童子』。
そして今回の鬼そばも正直あんまり酒呑童子あんまり関係ない酒呑童子=鬼にあやかったご当地メニューです。
メニュー・味
お店の看板メニューは勿論鬼そば。単品でも頼めますが、小鉢二品ついたセットメニューもあり。観光客向けと言う程鬼そばに特化している訳でもないようで、普通の丼物とか鬼そばじゃないそばとかのメニューも充実しています、現に日替わり定食はソバすらつきません。
今時日替わり650円というのも非常にリーズナブルで気になったんですが、訪問時間が遅かったので既に終了。
おっちゃん優柔不断やし選択肢一個減ってよかったやん☆
そこまで適切にツッコまれると何も返しようがありません。
今回は勿論鬼そばをチョイス。ここまで来て鬼そば以外を頼んだら何のために来たのかよく分からなくなってしまいます。
何ってご飯食べにやろ☆
ゆかり飯にきんぴらごぼう、卵の寄せ煮と漬物。そして鬼そばですよ。なんていうか、黒々しています。赤い碗なので、無色透明に見えますが、出汁程度の色味はあります。
黒いのに何だか艶やか、妙な感じです。
お蕎麦は食感命と言ったところで、コシがあり噛んだ時の食感とその時に口に拡がる香りがたまりません。味自体はシンプルな薄めの出汁なんですが、目にも鮮やかで味の変化にも一役買ってくれる山菜と、見た目にはわからない山椒のピリッとした感覚が程よいアクセントになってくれています。
この特徴的なお椀、個人的にも非常に気に入ったのですが、購入可能です。
4.500円、まあ予想の範疇とは言え諸事情により購入は断念。
アクセス
- 営業時間:11時00分~16時00分
- 定休日:特になし。
- 駐車場:あり
- 住 所:〒620-0301 京都府福知山市大江町河守1956
京都府福知山市内国道175号線沿い。前面は駐車場なのか不明ですが、地元(と思しき)お客さんが前付けしていたので問題ないでしょう、数台分あります。
まとめ
今回はこれで以上です。
ご当地グルメって、そのご当地との関連性には首を傾げる部分が多いのも事実なんですが、元が町おこしとかPRとかの為に作られたものが多いので、よく考えられたものが多いです。この鬼そばも黒い見た目と、その裏腹なあっさりした味わいは意外性を求める人にお勧めのグルメだったりします。
大体この地域を通る時ってもうちょい足伸ばして丹後の海の幸を食べようとか、もう少し西の『出石蕎麦』食べようとかなってしまいがちなんですが、また一風変わった魅力があるグルメなので、一度味わってみてください。