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蓮の湯、越前ガニ。言葉は不要、花はす温泉『そまやま』

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蓮の湯今回ご紹介するのは福井県にある『花はすおんせんそまやま』さん。
日帰り入浴施設を兼業する福井県の温泉宿なんですが、福井と言えば本領発揮はやっぱり、そしてです。今回はそんな蟹温泉旅館『そまやま』さんのレポートです。

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旅館概要

この旅館があるのは福井県南条郡、越前ガニで有名な越前市より更に南の内陸部です。
どこ行っても福井県は雪深い地域ですが、山あいと言う事もあって特に雪深い地域に当たります。ちょっと行った先にはスキー場があって、そっちはそっちで人気が高そうです。
そんな南条郡にある『花はす公園』と言う公園のほとりに建つのが今回お世話になる『そまやま』です。そまやまというのは杣山と書く様で、昔は杣山城という山城もあったとされる場所です。

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日帰り温泉兼旅館と言う事で、日中でも割と人の出入りがあって賑やかな施設です。
ちなみに、そまやまというのは杣山と書く様でこの花はす公園の南にある山の名前のようです、昔は杣山城と言う城もあったんだとか。

館内施設

食事

旅館は大部分飯と風呂、そこら辺で大部分のイメージは固まってこようかと思いますが、殊、蟹旅行と言う事になればそのウェイトが飯、とりわけ夕食の方に

ぐぐぐぐぐ

っと傾いてきます。そりゃそうですよね、カニ食べに来てるんやし。こちらのお食事を順番に紹介していきます。因みに夕食・朝食とも食事処でご提供頂きます。

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夕食

と言う訳で今回は勿論メインに蟹がついてくるプランで、その上蟹がセイコと紅ズワイの2種が出てくるという仕入れ間違ったんかな?とすら思えてくる
越前蟹とせいこ蟹ダブルで楽しめる!蟹付き会席コース500ワンドリンク特典付き
プランです。
今回のこだわりはこれ。

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タグ付き、それは蟹として、否。
越前ガニとしての一定基準を満たした証です。いつもスーパーで買うものには勿論こんなものはついていません、というか国産ですらなく冷凍。

konoha
海遠いんやししょうがないよね~☆

その分お値段も結構な金額がするんですが、今回は奮発してこれを食べる前提でプランを練ってみました。最近蟹だけはたっぷり一人前を食べる長男(7歳)のお陰で大人3人分かかる旅費を如何にして抑えたかは別で語るとして、今回はこの蟹を思う存分堪能しようと思います。
まずはメニュー表。

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すぐ出てくるんやしなくても良いという人もいますが、これがあると俄然食べる前からテンションが上がります。あってもなくても味は変わらないんですが、魅せ方の一環ですよね。
まずは地元の地酒で乾杯。

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先付けのセイコ蟹。酸味を利かせた味付けで一品目としてあっさり食べれるように設えられています。

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蓮の旅館の為かは不明ですが、きんぴらをはじめとした前菜盛り合わせ。丁寧な仕事と優しい味付け。

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越前海の幸のお造り。どれも美味しいですが、特にぶり。肉厚で脂がのってて、噛み応えがあってボリュームがあって、しかもぷりっぷり。

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和牛すき焼き。小鍋料理なので、そこまでのボリュームはありませんが、後ほど対決する事になる蟹の為に、苦戦する事無く片づけておきたいところ。ほんのりと甘い味付けはそこら辺をよく心得ているといったところ。

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そして本日のメイン、越前ガニ。500g保証と言う蟹の大きさにもこだわった一品。

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もう何も言えねえ

konoha
何も言わずに無言でむさぼってたやん☆

身は茹でてもボリュームを損なう事がなく、旨味たっぷり。

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僕は自分で言うのも難ですがお酒飲みなので

konoha
知ってる☆

一番好きなのはどうしてもこの甲羅部分になってくるんですが、今まで見た蟹が鼻くそに思えてくるくらいの味噌の詰まり具合。

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蟹は言う事なしだったんですが、ある種最大限期待して期待通りでした。
対して、特段期待していなかっただけに予定外に美味しかったのがこちら。

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茶わん蒸しと、白ご飯。まあお吸い物も美味しかったんですが、『たくら米』というあんまり馴染みのない種類のお米は、炊き方なのか米の味なのか、米一粒一粒が立っているというのか、早々味わえるものの感じがしません。
茶わん蒸しの出汁がものっすごい美味しい。何と言うか特別なだしの取り方をしている訳ではないと思います、ただ単純に普通の茶わん蒸しをプロが作るとこうなった、と言えばわかるでしょうか。

konoha
全・然☆

何せこの二つは蟹の無い季節にもう一回来てもいいかもと思わせるくらいに美味しい一品でした。
デザートのレモンシャーベット。正味これを食べる時には腹の限界を2,3度突き破った後なので、たどり着けない方も多いかもしれませんが、さっぱり感は後味をすっきりさせてくれるので、一口でも口に含んでみる事をお勧めします。

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朝食

旅館と言えば、おはようと共に飯がやってきます。旅館の朝は早いんです、こちらも本日の予定がてんこ盛りなのもありますし。朝食って施設から受ける最後のサービスですよね、つまり施設の印象って朝食で決まります。

konoha
断言する程大したことは言ってません☆

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ボリュームはそこそこ、とろろ、のり、生卵のご提供はありませんでした。
一杯目を普通に、とろろご飯、味噌汁ぶっかけと少なくとも3杯目のお代わりが正味約束されたような、そんな朝食。

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お風呂

この施設に関しては、お風呂への憂慮は全くないと言っていいでしょう、日帰り温泉施設を兼ねているので、広さもお墨付き。むしろ心配は混雑具合といえます。

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内湯2、露天の岩風呂と寝湯にサウナと水風呂。当然写真はありませんが、広さは全く問題なし、混雑も予想していたよりずっとゆったりとしていて、じっくり浸かる事が出来ました。露天の岩風呂は屋外のアプローチを20歩程度歩く事になるので、内湯またはサウナでしっかりと体を温めてから向かう様にしましょう。

【公式サイト】花はす温泉 そまやま|花はすの里・源泉と福井の旨い宿

お土産屋さん

お土産屋さんと言うか、売店の売り物のご紹介です。普通っぽいお土産から、海鮮の練り物や、こちら独特と言えば蓮が多分練り込まれているんだろう『はすそうめん』なんていうのもあります。

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部屋での晩酌用のビール関係は他の旅館並と言ったところでしょうか。持ち込みに関するルールは不明。

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お部屋

お部屋です。鍵の種類から見ても施設自体は結構年季が入っているんだろう事が窺えますが、清潔さは保たれている様子。

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館内には無料WIFI、アメニティ、空の冷蔵庫、テレビ、お茶のセットがあります。
ウェルカムスイーツ

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konoha

それ結婚式の時の言い方じゃ?

意味合いは間違ってない筈です。
他はともかく清潔であってほしい場所、それがトイレです。それが文句なしに綺麗に保たれているのは個人的にかなり好感が持てます。

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ロビーとかその他

館内施設を順番にご紹介。
女性用のバラエティ豊かな浴衣。

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部屋にも備え付けはありますが、有料やオプションプラン扱いをしている施設も多いですが、こちらでは希望に応じ無料貸与

全体的に施設は清潔感が保たれている印象。

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お風呂周りの施設。キッズスペースがあるのはうちのようにちっちゃい子がいるご家庭では重宝するのでは。

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蔵書スペース。出先では変に緊張して眠れない人への配慮も怠りなく。

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アクセス

  • 住 所:〒919-0214 福井県南条郡南越前町中小屋60−1
  • 駐車場:あり。

福井県南条郡『はなはす公園』併設。施設内駐車場無料。

まとめ

今回はこれで以上です。
記事中で触れる機会がなかったんですが、仲居さん達も嫌みがなくフレンドリーで、距離感を心得た接客が家族水入らずの旅行に最適な旅館である事を感じさせてくれました。越前の蟹、その分僕の平日の昼食はますます貧相になりそうですが、後悔はありません。
越前ガニ自体を提供してくれる施設は結構あるんですが、どうしても高額になりがち。そんな中タグ付き蟹+せいこ蟹コラボ。コスパではこの施設は破格です。
あと、漫画の蔵書と言い、キッズスペースと言い、やろうと思えばできる気遣いがちゃんと行き届いている、お客さんの事をよく見てるもしくはお客さんの意見を取り入れている施設何だろう事が窺える好感の持てるお宿でした。
茶わん蒸しはともかく『たくら米』はブランド名なのか産品地名なのか不明のままだったのが気になるところですが、米が絶品。この二品があればオールシーズン期待の持てるお宿と言えるかもしれません。

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