今回ご紹介するのは、奈良にある曽爾高原。
秋を代表する景色として想像されるのは、恐らく殆どの人は紅葉をおもい浮かべると思います。では、紅葉以外と言ったらやっぱり十五夜とススキじゃないでしょうか。
今回はそんなススキの名勝奈良・曽爾高原をご案内します。
曽爾高原とは
曽爾高原と言うのは『室生赤目青山国定公園』の一地域とされている高原地帯です。
高原は倶留尊山(くろそやま)と亀山(かめやま)の西斜面一帯に広がり、面積は38ヘクタールに及びます。そのぽっかりと空いたように広がる空間は遮るものは何もなく、それだけで風光明媚な景勝地としてハイキングに、登山コースにと近隣の人たちだけでなく多くの人に親しまれています。
二つの連山は高い方でも1000m程度の為、山登りとしての難易度はそれほど高くないので、初心者向けの登山地としても最適です☆
この高原最大の見せ場は秋のススキ。『お亀池』と呼ばれる池を除く高原中を覆いつくす様に咲き乱れるススキの姿は昼に夕方に夜にと、それぞれ違った姿を見せてくれる中々他では見ることが出来ないような景勝地です。
散策してみよう&おすすめスポット
曽爾高原と一言で言ってもその敷地は超広いです。奈良県曽爾村と言う奈良県中東部にあって、かなりの田舎牧歌的雰囲気の道を走り、山道を登ると突如として現れます。キャンプ場あり、少年自然の家あり、温泉ありの一大観光スポットです。
曽爾高原温泉亀の湯
この一帯を散策する上でベースとなる場所です。
お土産屋さんや食事処は勿論、天然温泉も湧出しているので時間に余裕のある方はこちらへ帰り、体をうずめて散策の疲れを癒してから帰るというのも良いプランかと思います。ちなみにお土産で一番のお薦めはやっぱりこの高原ビール。
酒好きなおっさんの偏った意見です☆
バラエティも豊富で、どれも美味しいのでほんとにお薦めなんですが。
曽爾高原
ススキの咲き乱れる10月上旬から11月下旬、一個の劇場と化すのがこの高原です。
遊歩道がしっかりと整備されていて、思う存分ススキに心を奪われる事が出来ます。
お薦めビュースポット
曽爾高原のススキは10月上旬から11月下旬と結構長いこと楽しむことが出来るのが嬉しい点です。反面満開になるエリアにムラはどうしてもできてしまうようなんですが、ススキのシーズン中、共通して楽しめるお勧めのビュースポットを解説。
以下は曽爾高原の簡易マップです、園内の監視員さんが配っています。
亀山・倶留尊山
曽爾高原亀山・倶留尊山の連山の山裾にあるので、この二山を踏破する事も可能。
これは低い方(亀山)からの景色ですが、高原一帯を一望することが出来ます。
この白っぽく見える部分が全部ススキです、今回訪れたのは桜でいう7分咲きくらい、これが満開時には一面が真っ白に染まるというのですから雪でも積もっているかのような景色が見れます。
お亀池周辺
こちらは夕方以降、具体的に午後4時以降にお薦めのスポット。
お亀池をぐるり囲むように建てられているこの灯篭のようなものは午後4時になるとライトアップされ、この幻想的風景と夕暮れの日あるいは夜の闇の中にぼんやりとススキの群を浮き立たせてくれるその風景はここの一番の見せ場を演出してくれます。
お亀池左手
お亀池の左手はなだらかな丘陵になっています。ここは遠近一面のススキを両方楽しむ事が可能。今回訪れた中ではこの景色が丁度見ごろを迎えていました。
アクセス
- 住 所:〒633-1202 奈良県宇陀郡曽爾村太良路
- 駐車場:あり
高原入り口には合計3か所の駐車場が用意されているのですが、ススキ満開時には駐車場の満車もそうですが、道中の狭い道で混雑する事もあるみたいです。キーワードは平日、朝、夕方。
平日は言うまでもありませんね、時間帯は出来れば夕方を選択したいところですが、予定や旅行日程の都合もあります。晴れている日なら目の覚める青空をバックにしたススキと草原の緑のコントラストもとても綺麗で、ススキの新しい魅力を発見した気分になれるかと思います。
まとめ
今回はこれで以上です。
秋の紅葉スポットは美麗さの差こそあれ、色んな名所がありますがススキの名所と言うとかなり限られます。
カゲロウの音色をバックに聞きながら、ススキが風にたなびくその風景を一目すれば
理由なく泣けます
それは人によるやろ☆
秋に訪れて後悔は絶対にしないスポットです。