ご祭神と聞くと誰を思い浮かべますか?天照大神や、お稲荷さん、菅原道真も有名ですが、今回はちょっと変わったご祭神をお祀りする神社です。
建勲神社、ご祭神は、かの天下人の一人、織田信長。
これは御朱印貰った時の添え紙ですが、この顔、この名前を知らない日本人は恐らくいないでしょう。戦国のスーパースターです。
第六天魔王、覇王、大うつけ、良いものも悪いものも様々ですが異名が多いのはそれだけ親しみと畏敬の念がある証左と言えましょうか。
ご利益は国家安泰、万民安堵の神。
というとスケールがでかすぎて何を祈願したらいいのかわかんなくなりそうですが、個人レベルの祈念としては大願成就、開運、南極突破、産業指導、災難除けとされているそうです。魔王の異名の如く軍事面での活躍がどうしても目立ちますが、楽市楽座の設置や貨幣制度の整備、街道整備など経済などの発展に寄与した功績からくるものなのでしょう。
では今回も神社に一礼。
ここは低い山(111m)全体が神社であり史跡でもあるそうです。
織田信長が本能寺で討たれた後、敵を討った豊臣秀吉がここより少し北の大徳寺で盛大に法要を営み、船岡山に寺を建立しようとしたけど建立は中止。ただ、その経緯か船舟岡山は信長公の霊地として扱われてきたそうです。
幾重かに分かれる石段を登り、中腹ほどにたどり着くと、二股に道は分かれ片側は本殿に続く道。もう片方は別に神社へと続く道。義照稲荷神社です。
裏手には荒木大明神、国光大神、弁天大神の石碑が。
さっきの分岐点にはこの大平和敬神の石碑があります。
更に石段を登るとやっとご拝殿が見えてきます。
ここの参拝方法は少し変わっていてこの祓い串を使ってからご参拝します。
続いて本殿もお参り、お賽銭箱がないので一礼のみ。
続いて社務所へ。ここは御朱印帳のラインナップが豊富なんです。迷った末にこの黒い方をチョイス。やはり織田信長と言えば天下布武ですw
御朱印も見開きと通常の2種。
宮司様は気さくな方で神社の成り立ちや、史跡としての船岡山の存在など色々と教えて頂きました。
ここまでが神社の散策、ここからが史跡の散策です。この山は東西で二つのエリアに分かれており、東側が神社、西側が公園になっています。
北側・南側の入口が公園に繋がる道があり、そちらへ回り込みます。
応仁の乱時の拠点としての史跡価値の他、つつじ公園として、また夏の風物詩『五山の送り火』のビュースポットとしても有名なようです。
今回はこれで以上です。神社駐車場というものはないのですが、京都の中心に位置するのでコインパーキングには事欠きませんので、車で行くのに問題はなさそうです。
また、今宮神社のご近所なので一緒に参るのもありです。
- 住 所:〒603-8227 京都府京都市北区紫野北舟岡町49
- 駐車場:なし