今回は奈良県にある手向山八幡宮(たむけやまはちまんぐう)のご紹介です。
奈良公園には歩けば当たるくらいそこそこの密度で寺院や神社があります。ここもその一つ。今回は奈良公園名所の一つ、若草山を背に建つ手向山八幡宮に一礼。
神社概要
東大寺二月堂の隣に鎮座
この神社があるのは奈良市。奈良の観光地の実に8割が集中する奈良公園にある寺院・神社の内の一つ。『たむかいやま』と読んでしまいそうですが正しくは『たむけやま』。
西に東大寺、北に二月堂、南に春日大社、東に若草山と正に絶好の位置に建立された神社です。
東大寺の守護神として建立
この神社が建立されたのは749年。743年に建立された東大寺の守護神として八幡様の総本山『宇佐八幡宮』から勧請を受けて建立されました。
当初はここより西の平城宮付近に建立、その後鏡池の辺りを経て1130年、現在地に遷座されて今日に至っています。
御祭神
八幡さんということなのでここの御祭神は
- 応神天皇
ほか、仲哀天皇、仁徳天皇、神功皇后という親子3代がまとめてお祀りされている有り難い神社です。ご利益は出世開運、武運長久。これだけそうそうたるメンバーがお祀りされているのでどんなお願い事も叶いそうな気がしますが、『武神』八幡さんにしては珍しい良縁・恋愛成就などのご利益にも与れるのが特徴的です。
アクセスなど
住 所:〒630-8211 奈良県奈良市雑司町434
駐車場:なし
奈良公園観光のゴールを東大寺としてしまうと、この神社までたどり着けません。公園内の中では比較的観光客少なめな穴場でもあります、お参り忘れのないように。
境内散策
奈良公園内にはいくつもの寺院・神社が溢れているので、どこからがどこの境内なのか定義するのが難しいところですが、とりあえず楼門をくぐった先を境内と定義して解説していきます。
ご本殿・拝殿
正面に三つも社殿が並んでいるのでどれがどれかわからなくなってしまうところですが、居並んだ中央、社務所を抜けた奥にあるのがこの神社の御本殿です。
この脇にあるのがこの神社の絵馬で、八幡さんだけあってその神使『鳩』が描かれたなかなか可愛らしいデザイン。
御朱印
この神社は御朱印と御朱印帳が人気なんだそうです。御朱印帳人気の理由はこのバリエーションの多さ。
御朱印はそれ自体が恋愛運アップのお守りとして人気だからだそうです。
若草山
この神社の境内として数えて良いのか不明ですが、バックには園内名所の一つ『若草山』が広がります。
山と呼ぶには木がなくて、丘と呼ぶのか一面芝生に覆われた見た目にもとても美しい場所です。そこかしこに鹿が跋扈(ばっこ)する公園内で、自然と鹿と戯れることが出来る園内一おすすめの場所。
まとめ
今回はこれで以上です。
奈良公園内には知名度の超高い寺院が密集していて見どころが満載。そのせいでついこの若草山も手向山八幡宮も見逃しがちなんですが、両方園内では欠かせないおすすめの場所です。特に手向山八幡宮の恋愛に関するご利益は多くの人の嬉しい声が上がっているパワースポットでもあります、巡っておいて損はありません。