天理教ってご存じですか。
文字通り奈良県天理市に総本山を置く、宗教団体です。名前は知っているけど、どこにあるどんな場所なのか、知らない人も多いのではないでしょうか。僕自身も天理=高校野球強いくらいしかイメージがありません。
今回はそんな天理教会本部へ行ってきましたので、そのレポートです。
天理教って何?
1838年に成立した中山みきという方を宗祖とする教えです。その教えは、この世は親神『天理王命(てんりおうのみこと)』という神様によってつくられたとするもので、全国に1.6万か所、世界80国に分教会がある結構な広がりを見せている団体です。
https://www.tenrikyo.or.jp/jpn/
宗教というのはそれだけで賛否両論あるものなので、個人的な所見や感想は差し控えることとします。ですが、いわゆる新興宗教と違い
- 胡散臭い神通力を謳わない
座禅しながらジャンプしてる静止画を見せて空中浮遊とか
- 人に迷惑をかけない
地下鉄になんかまき散らすとか
- 地域に根付いている
地元でたまに火の用心で回ったりしてるのを見かけませんか。
これらから、少なくとも害のある団体ではないという印象はあります。まあ、入信などのお話は自己だけでなくご家族との話し合いの上でよく考えてすべきところではありますが。
散策してみる
本部前には県内でも有名な銀杏並木が
元々見に来たのはこっちだったんですが。
天理教本部の前の道600mほどは県下有数のフォトスポットとして有名。
これは本部前の歩道橋の上から撮影した写真ですが、東西ほぼまっすぐに伸びた道路の両脇をまっ黄色に染める銀杏並木は圧巻。
結構な人出なので、思ったベストショットを撮るのは結構苦労しますが、他の並木道スポットと違って、歩道がしっかりと整備されていて、道の真ん中まで枝葉が伸びている場所でもないので、マナーの悪い人なんかもそんなにいなかったりと、皆思い思いに撮影を楽しんでいます。
唯一の欠点は臭い事。学校の並木道とかでもしばしば経験がある方も多いかもしれませんが、銀杏の木からは銀杏の実が取れます。素朴な木の実として食用で出回る一方で、無残にも踏みつぶされてしまった銀杏の実からは独特な臭いが。そう、犬のう○このような臭いが。
中々に強烈ですが、銀杏鑑賞の上では避けて通れないので、頑張って我慢しましょう。
教会本部
教会本部は文字通り天理市のど真ん中に悠然とそびえたっています。
正直超部外者な僕などが入っても良いのかちょっと、いや大いに迷ったところですが、関係者以外立ち入り禁止の看板もないし、何だかウェルカムムードの漂う玄関口だったので、進んでみることに。
教会内は下足ということなので、靴下で昇段。係の人はにこやかに案内の者をつけますよと、親切な申し出をしてくれます。僕のような卑しい身分のものに案内など不要ですと、丁重にお断り。
東側に回ると例会か何かで信者さんたちが集まった時用の椅子が設置。学校の全校集会何個分でしょうか。
北側の教祖殿。お寺でも一般的に神殿内部は撮影禁止の場所が多いので、撮って良いのかわからず写真はありません。
建物がない場所はこんな感じ、宗教施設って立派に見せるために色んな装飾とかがゴテゴテしている印象なんですが割と殺風景。
まとめ
今回はこれで以上です。
宗教団体なので、お布施とか勧誘とかそういうものと全く無縁でもないのだとは思いますが、少なくとも普通に遊びにいった僕は変な勧誘をされる事もなく普通に楽しかったって帰ってくることが出来ました。
本部に用事もなくお邪魔するのは憚られますが、銀杏並木は本当にきれいなので一度訪れてみること推奨です。