今回は小豆島にある神社『富丘八幡神社』のご紹介です。
中四国随一のリゾート地である小豆島はどこに行っても絶景が拝めるスポットにあふれているんですが、ここはそんな中でもトップクラスの場所といってよいでしょう。
今回はそんな絶景スポットでもある富丘八幡神社に一礼。
神社概要
神社があるのは小豆島南西部
この神社があるのは香川県小豆島の南西部。ちょうどエンジェルロードなどがある島の市街地へ抜ける交差点沿いに神社の鳥居が見えてきます。
正直神社自体がどうこうという場所ではないので、観光客はまばら。なので、まさに観光の穴場スポットといってよい場所です。
ひたすらに長い石段を上った先に見える絶景
この神社、麓に『富丘古墳群』という古墳がある関係からか、かなりの高台に建てられています。当然ご参拝にはその長い石段を抜ける(裏側にほっそい車道はありますが)必要があり、ちょっとした覚悟がいるんですが
ヘタレな筆者は大げさにいってますが、大人の足で15分~20分程度です☆
その分、登り切った先にある境内から眺める景色は正に絶景。キラキラと輝く水面と穏やかな海風を一身に浴びて、小豆島に来ました感を満喫するにはまさにうってつけの神社といえます。
アクセスなど
- 住 所:〒761-4121 香川県小豆郡土庄町淵崎甲2421
- 駐車場:あり
いいところなんですが、祭事でもない限りまず観光客を見かける事はありません。ゆっくりと参拝を楽しむことが出来ます。
境内散策
参道は山道
この神社、冒頭でも書いた通り高台に位置しています。長さや高さは本格的な山寺に比べるとそれほどでもありませんが、全部石段のため結構足にキます。
ご神門
海に面するようにして建つ御神門。くぐって振り返ると門の間から青くきれいな海が眺められる珍しいシチュエーションに恵まれた場所。
御本堂
この神社のご本堂です。
(多分)日本で一番景観の良い遥拝所
方向的に多分伊勢神宮の遥拝所。
普段ならそれほど注目することはない遥拝所ですが、ここは話が違います。すぐ後ろに広がる景色は瀬戸内海と島内の半島を一望できます。景観だけで言えばここ以上に良い景色の拝める遥拝所ってほかにないんじゃないでしょうか。
鎮魂碑
本殿へ向かう先から少し逸れた道の先にあるのが太平洋戦争戦没者の鎮魂碑。
目立たない場所にひっそりと佇む碑と共に展示されているのが、戦時末期に実際に使用されたのだろう特攻艇のエンジン。ここにあるのは機械の残骸に過ぎませんが、この機械が背負った操縦者の運命を思うとなんとも言えない気落ちになります。
神社境内の桟敷
この神社を正面から眺めるとなんだか変わった形をしているようにしか見えないんですが、これは参拝後に上から見下ろせば何なのかわかります。
この段々になった舞台のような場所は桟敷。ずっと昔から小豆島の人々はこの神社で営まれる祭事の際にはここで家族団らんの場として過ごしてきたんだとか。
祭事を観劇とする場合における観客席のような扱いのようで、江戸時代後期からずっとこの姿は守られてきた小豆島の島民の文化遺産です。
まとめ
今回はこれで以上です。
ただ景色を眺めに行くだけでも見応えのある穴場観光スポットなんですが、折角の旅行なので小豆島の歴史や風土に少し触れてみたい、そんな方にもおすすめの神社です。