餃子といえばどこを思い浮かべますか。
関東なら宇都宮、中部なら浜松、京都、というか関西に住んでたりすると『餃子の王将』を思い浮かべる人もいるかも知れません。
他にもご当地グルメと言う枠を取っ払えばラーメンと同じくらい日本人に定着した感のあるギョウザ。それぞれ餃子の街を名乗る街で食べるギョウザは絶品(宇都宮行ったこと無いけど)
そんな全国でしのぎを削るギョウザ業界の中で一際異彩を放つ津ギョウザ、今回はそのレポートです。
津ギョウザって?
三重県津市のご当地グルメ
もしかしたら関東以北の方はご存じないかもしれません。『津』つまり三重県津市のご当地グルメとして割と以前から親しまれているので、津のギョウザ。名前見ただけでどこの名物なのかすぐにわかる割と安直なネーミングが逆に覚えやすく、実食の経験有無はともかく、関西ではもうすっかり津市の名物として定着した感のあるギョウザです。覚えやすい理由は何と言ってもその見た目。一個がでかい、店により個体差はあろうものの、一個あたり15cmもある揚餃子というボリューム感は一個食べただけでもおかずとしては十分というのが何よりの特徴です。
学校給食が発祥
こんな見た目のインパクト重視の津ギョウザ。さぞ地元の飲食店さんや、市職員の方が観光誘致、の為無理くりひねり出したんだろう感が漂ってくる見た目ですが、実はその発症は何と学校給食。1985年に考案されたこのでっかいギョウザは以来三重県津市のソウルフードとして定着、2019年には一番美味しいB級グルメを決める『B-1グランプリ』で最高賞を獲得するまでに昇華され、三重県のみならず関西を代表するギョウザの一つとして有名を馳せて今日に至るというわけです。
津市内に広がる津ギョウザ網
有名になったといってもあくまでご当地グルメですから、津市フェアとかの催しでも無い限り食べることが出来るのは津市内のみ。ですが、津市内にはこの津ギョウザのお店がひしめいていて、色んな味を楽しむことが出来ます。
⇩津ギョウザで検索した結果
こんなふうに市内にいっぱいある津ギョウザを提供してくれるお店はありますが、その中にもおすすめに上がるお店は何店かあって、今回お世話になったのはそんな中の一つ『氷花餃子』さん。
津ギョウザを提供してくれる中華料理屋さんという位置づけで、津ギョウザの他にも気になるメニューが一杯並んでいる地元で人気のお店。
津ギョウザについても当然定評があり、B-1グランプリ最優秀賞受賞参加団体の一店だったようです。
いざ実食
さていよいよ、津ギョウザを実食。遠近感が狂いそうな気がしますが、大体ホカ弁を買ってきた際のノーマルサイズのお弁当箱を想像すればなんとなくイメージ出来るでしょうか。
僕の世代は外見に反し、中身スッカスカの天ぷらとかフライ物を食べてきた年代なので見た目だけでは信用しないものの、中身もしっかりぎっしりずっしりしています。
揚餃子なので当然外はパリッパリ、そして中の餡はどこを噛んでもみっちり詰まっているので、食べごたえ抜群です。氷花餃子にいた片言のボーイさんは何いっているのかいまいちわかんなかったんですが、恐らく一人で来店した僕が家族計4個分の餃子をオーダーしたので、一個で十分だよ?的なことを言っていたんですが、食べてみてそれがよくわかります。
まとめ
今回はこれで以上です。
何でもそうですが、元のものをでっかくしたグルメって総じてインパクト重視で、味は二の次といった感がありますが
津餃子に関しては話は別。カリッと揚げられた皮と中にモリモリに詰まった肉と野菜。
大きさは普通のの2,3倍はある上に、揚げられているのでよほど自身のある方以外はまず一個だけ頼むのをおすすめします。食べれないことはないと思いますが、他のものはろくに食べることができなくなると思いますので、オーダー個数はくれぐれも気をつけて。