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岸和田市に2000年前から鎮座する和泉国四宮『積川神社』

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今回は大阪にある『積川神社』のご紹介です。
現在は大阪南部に位置する和泉国四宮で『つみかわじんじゃ』と読んでしまいそうですが、『つがわじんじゃ』が正解。
なんてことはない神社のうちの一つと見落としてしまいがちですが、実は大阪でも指折りの歴史深い神社だったりするんです。

神社概要

神社があるのは大阪府岸和田市

この神社があるのは大阪府岸和田市。政権が大和にあったくらい大昔から日本の玄関口として機能してきた大阪~和歌山の港。また、山岳信仰の祖ともいえる熊野へのルートの一つとしても機能してきた場所です。

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この神社の扁額を白河上皇が書かれた記録がありますが、上皇が訪れた目的も熊野御幸だったと伝えられています☆

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崇神天皇の頃に創建された歴史深い神社です

冒頭でこの神社の歴史は長いと紹介しましたが、その創建は崇神天皇年間、崇神天皇は第10代天皇(紀元前97年~29年)という事なので、実に約2000年以上の歴史があるものすごい歴史深い神社という事になります。
その長い歴史の中で、1165年には近隣の和泉の神社四社と合わせて和泉五社と称されるようになりました。

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現在も残るこのお社は豊臣秀頼による大改修の時のものとされています☆

ご祭神

ご祭神は以下の5柱。

  • 生井神 (いくゐのかみ) – 井水の神(生命力のある井戸水の神)
  • 福井神 (さくゐのかみ) – 井水の神(幸福と繁栄の井戸水の神)
  • 綱長井神 (つながゐのかみ) – 井水の神(深く清らかな井戸水の神)
  • 波比祇神 (はひきのかみ) – 竃神(屋敷神。庭の神)
  • 阿須波神 (はすはのかみ) – 竃神(足場・足下の神。足の神であり旅の神)

あまりなじみがないかもしれませんが、神武天皇が天照大御神の神勅を受けて宮中にお祀りされていたとされます。総称して座間神(ざましん)とも言われます。

アクセス

  • 住 所:〒596-0104 大阪府岸和田市積川町349
  • 駐車場:あり

境内のすぐ横に駐車スペースが確保されています。祭事の時でもなければのびのびと参拝が可能です。

境内散策

この神社はそれほど大きくはありません。が、拝殿の前には右近の橘、左近の桜が植えられていたりと、人間でいうところの折り目正しさのようなものを感じます。

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本殿・ご拝殿

正面の鳥居をくぐった先にあるのがご拝殿とご本殿です。

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流石に2000年の歴史はありませんが、それでも改修込み400年の歴史は伊達ではありません。

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岸和田といえばだんじり、この神社にもしっかりとその銘のお神酒が奉納されていました。

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積川戎社

初詣を除いて、この神社が一番盛り上がりを見せるのが恐らくこの戎社で営まれるご神事『十日戎』。

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御朱印

御朱印は本殿手前右手にある社務所にて頂けます。取り立てて目立った特徴はありませんが、一字一字丁寧に書かれているのが伝わってきます。

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まとめ

今回はこれで以上です。
特に何も知らずに訪れると戎さんの時にちょっと賑やかという以外、特徴的なものを感じられないかもしれませんが、和泉国で2000年の時を刻んできた歴史ある神社と思えばまた違った見え方もしてくるかもしれません。

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