今回は勝手に開催しました『ハマチ祭り』です。
知らんがな☆
冬が近づいてまいりました。大きく、そして脂ののった魚が多く見かける時期、俄然お魚屋さん徘徊が捗る時期とも言えます。
商売の迷惑になるからお控え下さい☆
というわけで今回はそんな中見つけて来たハマチ、これを色々美味しく食べていきたいと思います。
ハマチはブリの出世前
というわけで今回の釣果はハマチです、地域ごと呼び名に違いはあるものの一般にツバス➩ハマチ➩ブリと成長していく出世魚で、ハマチを40cmまでと定義するものと60cmまでと定義する地域があるようです。因みに80cmを超えるとどの地域も共通でブリと呼ばれるようになります。
今回もお買い上げは街のみなと。のりの良いお兄ちゃんやったので撮影にご協力いただいたんですが、大人の人腕一本分位あります。しかもこれで1,000円。スーパーで買えば切り身で同額ということもあり得る破格値ではないかと。
筆者は結果、大分キャパオーバの食材を仕入れる傾向があります☆
冷凍すれば問題は何一つ発生しないものと試料しております。
早速調理
本日の獲れ高
早速料理してみようと思うんですが、その前に改めて今回の獲物のスケールを見てみましょう。まず切り身、刺身用にサクにして頂いた部分です、これで半身。
続いて火通し用に皮をひかずに残していただいた分。
アラって言うと身を取り終わった後の残り部分のように聞こえますよね、当然ですが元がこんな大きさだと比例してアラもこんなに取れたりもします。
ご飯ものの調理は早めに
何にしても和食なのでご飯は必須。ですがご飯は炊くのある程度の時間を要します、というわけでまずは炊き込みごはんから。
難しいことは一切なし、研いだ米の上に切り身を一切れ、その上にバターを一欠片。濃いめの味が好きな方はこの上にだしパックなり出汁用の昆布なりを浮かべておけばそれぞれの旨味が米に移って更に美味しくなります。
完成図がこんな感じ。絵的にはセピアな感じに見えるかもしれませんが、この時点で米が既に上級旅館の炊き込みご飯並みの旨味を内包しているので、是非この切り身を放り込んだだけの炊き込みご飯はご賞味下さい。
映像には残りませんが、筆者はこの後臭いが残らないように釜を洗い食洗機洗浄をすることになるんですが、白米用の炊飯器で炊き込みご飯を作る方はくれぐれも家族内で話し合ってから行うようにして下さい☆
刺し身の細切れはサラダで和えてもグッド
基本生食OKな一尾まるごとなのでなにしても美味しいんです。今回はサラダにしてみます。スーパーで買ってきたベビーリーフに刺し身の細切れを入れて、チョレギドレッシングを振りかけて和えるだけ。
定番の刺し身もたまにはアレンジ
??『いつも刺し身ばっかりで面白くない!』
四日間続いたカレーの5日目に文句言ったら母からビンタが飛んできた幼少期の僕、から拳が飛んできそうなセリフですが、飽食の現代は刺し身すら食べ飽きてしまうようです。悲しい世の中になったもんです。というわけで、ぶりしゃぶならぬはまちしゃぶを作ってみます。
ネギや白菜などを大きめの鍋で炊き込みます。そして芯の硬さが取れるくらいに煮込めばぐつぐつと煮込まれたままの鍋を食卓へ。
刺し身を熱々の鍋でしゃぶしゃぶ~っとすれば、冷え切った心も体も家庭環境も何もかも温めてくれるハマチしゃぶが完成です。
筆者の家庭環境の不和なんて知ったことではありませんが、一つの鍋を囲みながら食事をするのはそれだけで家族の絆を再確認する場として適した場の整備になります☆
面倒くさい
飽食の令和において刺し身はしゃぶしゃぶすることすら面倒になる人種がいるようです、そんなわけでさっきの炊き込みご飯の上に刺し身を並べ、上から鍋の出汁を注ぎかけて茶漬け風に。
身の魚の旨味と、出汁に溶け込んだ野菜の旨みを同時に味わうならこれです。
アラもこれだけあれば
当初は大根と和もうと思ったんですが、鍋に水張ってアラをぶち込むだけでもう定員オーバー。これはもう大根が同居するスペースなど1mmも存在しません。
というわけで、今回は味噌と生姜だけ足して煮込むことに。
アラって牛肉で言う所の牛ホルモン、つまり古来は捨てるものだったんです。ですが、外聞を気にせず食べると言うならこれ以上旨味の詰まった部位は他にありません。若干骨があって食べにくい点を除けばこれ以上魚の旨味を楽しむ食べ方は無いと言って良いでしょう。
普通に塩焼きでも良いのですが
ハマチの塩焼き、王道メニューですが王道すぎると思いませんか。
何があかんのか全くわからんけど☆
というわけで今回は蒸し焼きに。まずは玉葱を炒めます。
これを下に敷いて上にハマチ、アルミホイルにお酒と一緒に入れて蒸し焼きに。本当はニンニクチップがあればなお良かったんですが、今回はペーストで。忘れる時間くらい火にかけた結果がこんな感じ。
まとめ
今回はこれで以上です。
ハマチは刺し身以外、改めてどうやって食べるのかわからないという方も多いかもしれません。端的に言えば淡白な身のお魚なので、煮ても焼いても美味しく食べることができます。もしハマチを一匹買いして使いみちに困った方は参考にしてみて下さい。