今回は和歌山県中部にある『あらぎ島』のご紹介です。
島という呼称+和歌山県という事でもしかしたら離島とかそういう海に浮かぶ島を想像される方もいるかもしれません。ですが、今回のあらぎ島はいわば陸に浮かぶ島。地元の人にとって見れば何のことはないその地の地形に根差した耕作地に過ぎないんですが、その何気ない農地が思わぬ形で沢山の方から注目されるようになった、そんな場所です。
ここはどこ?
この場所、元は本当にただのの内だったんだと思います。和歌山県の中部にある街有田郡有田町。清流有田川に沿って中流域に進んだ先にあらぎ島はあります。キャンプ場が点在するほかはほんとに自然を堪能する為にあるような場所で、綺麗な空気を颯爽と割いて走るドライブには最適な場所でもあります。
- 住 所:和歌山県有田郡有田川町清水1番地
- 営業時間:特になし
- 駐車場:あり
- 定休日:特になし
管理運営業者などがいるわけでもないので、営業時間や定休日などがあるわけではないですが徒歩圏内に無料の駐車場が設けられているのはご訪問の上で非常に助かります。さらに手前には道の駅もあるので、停める場所に困る事はまあないかと。
周辺散策
今回は道の駅から徒歩で向かってみました、徒歩10分と言ったところ。あらぎ島の楽しみ方は島自体に行くというより島が見える位置に向かう事になります。一本道の上に途中、看板が点在しているので、道に迷う事はありません。
眺望スポットから見た景色がこちら
道の駅から約10分、駐車場からすぐ。そこから眺める景色がこちら。最近ではしっかりと眺望用の展望台まで設けられています。
今回の一枚は10月初旬、この場所は水田から青田、黄金稲穂、雪化粧まで一年中楽しめる場所なんですが、一番のオフシーズンと言えます。というかこの時期以外は混雑しすぎて近づける場所ではなくなります。
このシチュエーションはやっぱり夕景が似合う
水が張られた水田に夕陽が反射する景色。それがこの場所のベストシチュエーション。ですがどの季節に訪れても絵になるのがこの場所、その魅力を最大限に引き出すのはやっぱり夕刻。
何気ない農村風景と言ってしまえばそれまでですが、何とも哀愁を誘う景色を堪能できます。そしてこれは夕刻でこそ魅了される景色が広がります。
まとめ
今回はこれで以上です。
あらぎ島は多分写真家さんとか、そういう見出す人がいなければ本当にただの田舎の風景だったんだと思います。逆に言えば日本の美麗で秀麗な田舎の風景には、視点を絞れば様々な魅力的な場所があるという事の裏返しでもあり、この場所はその何気ない田舎の風景を芸術まで昇華された好例と言えます。
日本の田舎の風景に良い場所はほんとにやまのようにあります。その良さに気づくいいきっかけにできる場所と言えます。