今回は香川県瀬戸内海に浮かぶ島『本島』のご紹介です。
毎日毎日お仕事で家帰ったら家事、給与の大部分は搾取され家族の為に費やす。生きにくい世の中にちょっと息が詰まってしまう事はありませんか。
軽く本音が漏れとるで?
そんな時に訪れたい、ここは心の洗濯ができる島です。
本島というところ
瀬戸内海には外周100m以上に区切っても実に700以上の島がありますが、本島はその中の塩飽諸島と呼ばれる内の一つです。
- 所 在 地:香川県丸亀市
- 面積/周囲:6.74km2、周囲16.4km
戦国時代には塩飽水軍が活躍した島だそうで、島内には当時の面影が残っています。
本島アクセス
本島は島なのでアクセスは当然船になります。岡山の南端にある児島港と香川県の丸亀港。ダイヤはこんな感じになっています。
- 児島港⇔本島
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- 丸亀港⇔牛島⇔本島
牛島というのは、本島の南にあるさらに小さな島です。
島内の移動手段としては、レンタサイクルとコミュニティバス。僕が行った限りバスどころか車も滅多に見かけなかったんですが丸亀市発信の情報なのでどっかを走ってはいるんでしょう。
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本島見どころ
『何にもない』とふれあいに行こう
本島はカーフェリーも出ていますが、自転車で1周できる小さな島です。外周道路もしっかり整備されていて、観光しながらゆっくり巡って大体3,4時間と言ったところでしょうか。
もしかしたら島の人に失礼なのかもしれませんが
島には殆どお店がありません。コンビニもカフェもホームセンターもドラッグストアもありません。あるのはただただ海、そして山々、それにほかの島々のみ。
そんな海を独り占めしながら、海の風を感じながら一周したり、お日さまの光を浴びながら海の音を聞くのも自由。
僕が訪れた目的がまさにこれ。何にもない、に触れあえるのがこの島一番の魅力と言えます。孤独とはまた違って、触れ合おうと思えばこんなキュートな猫とのふれあいも。
ビューポイント
四方海ですが、当然見える景色はそれぞれ違うものです。まずは東側から。見える景色は海と瀬戸大橋です。言うまでもありませんが、瀬戸大橋ってこんなに長かったんだを思う存分鑑賞できます。
北側、屋釜海水浴場の辺り。対岸に岡山~広島辺りの工場群がうっすらと見えます。
西側。兄弟のように並び浮かぶ本島より少し大きな広島を一望できます。
笠島保存地区
重要伝統的建造物群保存地区という文節がどこかすらわからなくなる指定がされていますが、要は昔の街並みがそのまま残された観光地域。
中には見学用に開放された家屋もあって、当時の暮らしそのまんまの様式が残されていて、なかなか趣深いものになっています。
あと、島内で数少ない飲食店である『吾亦紅』さんがあるのもこのエリアです。
来る前にうどん食べ過ぎたので残念ながら訪れた時間が遅かったので、開いてはいたものの食べ物は売り切れという事でした。
屋釜海水浴場
島の北側にある綺麗な海岸です。夏には島に遊びに来た海水浴客で大賑わいの場所なんだとか。
緩い湾のような形状をしているので波も穏やか、波の音を感じるのにもピッタリな場所です。
この海岸の裏手には四社神社という神社もあります。
資料があまりないので、詳細不明ですが創建は江戸後期くらいではないかという事です。
ゆるぎ岩観音
何でこうなった?と思わず声が漏れる不思議スポット。
歯痛にご利益があると言われているそうです。
映画『機関車先生』ロケ地
2004年に公開された映画『機関車先生』のロケ地だそうです。
主演坂口憲二、舞台となった教室のセットにポスターがあり
中は埃を被り、観光地として開放されているというよりは放置されているといった印象です。
でも黒板には恐らくクライマックスのシーンだろう先生が生徒に向けたメッセージが残されています。
点在するアート
町おこしのプロジェクトとして、島には著名作家による作品が点在しています。
善根湯×版築プロジェクト
齊藤正×続・塩飽大工衆
水の下の空
アレクサンドル・ポノマリョフ
展示というよりは放置に近いです、せっかく設置されたのに勿体ない気がしますね。
まとめ
今回はこれで以上です。
紹介した以外にも海を見て、海岸線ぶらぶらして他の神社もお参りしてと、かなりゆっくり見て回ったんですが島への往復の時間込で半日あれば十分堪能できるサイズの島です。
ここに限らず島での海水浴って綺麗なのにそれほど混雑していなかったりという穴場的要素もあるので、これからの季節おすすめの島です。
何にもない、に触れられる場所って意外と少ないので、そんな数少ないおすすめスポットと言えます。
情報索引:瀬戸内国際芸術祭2022より