今回は京都伏見にある伏見酒蔵小路のご紹介です。
美味しいお店が二つあります、一つは上品な和食、一つは焼き鳥、どっちを選べとか無理。そんな時ははしごする。
そんなん言うてるから健康診断のカウンセリングで『ダイエットの効果が全く出てませんね』とか言われるんや
はしごも良いんですが普通、同時に食べることは出来ません。今回はそんなはしごせずに9店を同時に味わう、そんなわがままをそのまま体現したお店たちをレポートしていきます。
店舗概要
お店は京都伏見
このお店があるのは京都伏見。坂本龍馬襲撃で有名な寺田屋があったり、鳥羽伏見の戦い初戦が繰り広げられた地だったりと何かと幕末に縁のある街です。中でも坂本龍馬とのご縁を町全体で推していて、川沿いには龍馬とお竜の像があったり
川の両側を桜のトンネルが彩ります。
少し時期を外してしまっても花筏と言って、散った花びらが筏のように浮かびその上を十石舟が通り過ぎるという、この場所独特の光景も見ることが出来る風光明媚な場所。
飲み屋×9+出前あり=伏見酒蔵小路
伏見酒蔵小路、イメージ的にはショッピングモールのフードコート居酒屋さんバージョンとでも呼べばよいでしょうか。
うむ、わからん☆
まず小路内にあるお店は全部で9つ。
ここからがここの面白いところで、
ざっくり説明するとメインのお店を決めて出前でほかのお店メニューを持ってきてもらって食べることが出来ます。被ってるメニューは自分のお店で頼んでくれると嬉しいな~です。
例えば今回お邪魔したのはこの8番きつや(橘屋)さんで、きつやさんのメニューが頼めるのは当然。ですが、串カツが食べたいな~と思ったら弐番の京町茶屋さん、寿司が食べたいなら大ちゃんさん(きつやさんも寿司はあるのできつやさん的には自分とこで頼んでほしいらしい)と言った具合に他店メニューもはしごすることなく楽しめるという訳です。一店舗辺りのメニューが少ないのかなと思ったんですが全くそんなことはないので、実に普通の居酒屋さんの9倍のメニューが楽しめる造りになっているいわば酒飲みのテーマパークと呼べる場所なんです。
酒飲んでるときは筆者にとってはいつでもどこでもテーマパークです☆
アクセスなど
- 営業時間:14:00~16:00、17:30~22:00
- 定休日:火曜日(祝日除く)
- 駐車場:なし
- 住 所:〒612-8057 京都府京都市伏見区平野町82−2 伏水酒蔵小路内
駐車場自体に困る事はありませんが、伏見は酒処。飲まないで楽しむことも勿論可能ですが飲めない中で訪れるとものすごい勢いで後悔します。お店の情報は今回お邪魔したきつやさんのもの、入居している8店で微妙に営業時間などが異なるみたいなので予め確認しておきましょう。
メニュー・味
お邪魔したのは八番『橘屋(きつや)』さん
改めて、今回お邪魔したのはお店のナンバリングでいう八番のきつやさん。和食とおばんざいがメインの、居酒屋さんというより小料理屋さんという方がしっくりくるお店です。メニューはいっぱいあるのですが、季節のおすすめメニューはこんな感じ。春色のメニューがとってもそそります。
まずはお通し、湯葉豆腐と揚げと大根と厚揚げの酒粕煮。酒粕で、ってとこが斬新でかつ美味しい。
寿司、まだルールをよくわかっていなかったので初め大ちゃんのものをオーダーしようとして遠慮がちに『うちにも寿司がありまして、、』との事。そりゃそうだよね。味は僕には一つも回ってこなかったのですが、瞬殺されたこと自体つまりはそういう事でしょう。
どういうことやねん☆
つけ麺と言えば太麺でこってりのイメージが強いですが、小料理屋さんで食べると細麺で上品な鰹出汁のあっさり仕立てになります。
酒粕汁、伏見来たらほんまうまい事この酒粕料理とでもいうべきジャンルの料理を色々と食べさせてくれます。
春野菜天ぷら。刺身やBBQはともかく、殊天ぷらに限っては断然春です。そこに山菜なんかも混ざってくると最高に美味。
〆の焼きおにぎり茶漬け。こげの香ばしさなんかも含めてこれを食べると満腹でも再度食べられそうな気分に陥ります。
他店出前メニュー
さて、ここまではきつやさん美味しいな編だったわけですが、ある意味ここからが本番です。まあ食べている間のオーダーは前後しているんですが。
どっちやねん☆
メニューはこんな感じで入店したお店以外のものが自由に『出前』できるようになっています。メニューは流石に全部という訳にもいかないようで、恐らく運ぶのが大変なメニューとかが省かれているのかなとか推察します。
京町茶屋さんより串カツ盛合せ。
伏水89丁目食堂さんより焼き鳥盛合せ。
ラーメン門扇さんより小籠包、こんな感じで色んなお店のメニューをお店を変えることなくオーダー出来るのがとっても楽しい。
まとめ
今回はこれで以上です。
もしかしたら入居しているお店さんは自分とこのお客さんのオーダーが分散してしまったり、目の前にいないお客さんからのオーダーを捌いたりと結構大変そうなんですが、殊のみに行く側としてはこのスタイルはとても楽しい場所と言えます。
例えば今回のきつやさんに入ってみて4番さんのお店の出前が美味しかったから次は4番さんのお店に行って見ようとか、逆に4番さんへリピートした時でも当然ですが、8番さんのお店に出前をお願いしても良いわけです。
伏見は歴史探索でも魅力いっぱいなので、探索で疲れてお腹空いたらここ、おすすめです。入店時のお店はそこまで検討する必要はありません、ざっくり今何が食べたいかで決めればOKです。