今回はしまなみにある『旅館つつ井』さんのご紹介です。
ご当地グルメというのは全国各所で見かける今や旅の一つともいえるものですが、ここはご当地グルメならぬご当地風呂とでも呼ぶべき『レモン風呂』というものが楽しめるお宿です。
施設概要
ここはしまなみ海道生口島
ここは広島・愛媛間に広がるしまなみ海道の内の一つ『生口島』。広島側から数えて3つ目、愛媛県から4つ目という事なのでちょうど真ん中にある島という事になります。近所には島一番の映えスポット耕三寺などがあるエリアなので、割と賑やかな界隈にこのお宿は建っています。
全体的に暗い印象に見えてしまうんですが、建物が古いというよりは表側のガラスのスモークが濃いせいのようで近づいてみるとそれほどくすんだ印象はありません。高値島というお隣の島がすぐ近くに見えて、その間が海峡か広い目の川のようになっていて、ちょっとポニョとかああいうノスタルジックな漁港のような良い雰囲気が漂う界隈です。
特に夜なんかはちょうど良い明るさ街灯が雰囲気を醸し出してくれるので散策にもおすすめな立地と言えます。
アクセスなど
- 住 所:〒722-2411 広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田216
- 駐車場:あ り
島の繁華街と言える場所に建っていて、特に映えスポットとしても有名な『未来心の丘』が徒歩圏内だったりもする場所なので、この島を観光したいという時におすすめのお宿です。
館内を散策
多分西日が強いんでしょう、厚めのスモークの奥はやっぱり少しシックな雰囲気に包まれていて、ロビーもどっちかっていうと純喫茶みたい。
オーナーの老夫婦から朗らかな笑顔でお出迎え。ウェルカムドリンクはしまなみ名物のレモンを使ったレモネード。
お部屋はこんな感じ、今回添い寝込み4人で予約だったので一人はエクストラベッド対応になりました。
窓からは高根島との海峡や、観光船乗り場の風景を眺めることが出来ます。
風呂は流石に撮影出来てませんが
流石に男湯と言えど撮影機器を中に持って入るわけにはいきませんので、旅館HPより画像を拝借。
旅館つつ井HPより
名物のレモン風呂は、文字通り湯舟いっぱいにレモンが浮かべられているというお風呂。その果実のせいなのか施設の経年のせいか不明ですが、湯舟の底の汚れが気になるところですが瀬戸内の香り高いレモンが贅沢に浮かぶ光景は目にも耳にも圧巻と言ったところ。
お食事
夕食
お夕食、大広間で頂きます。
まあ、ね。周り全部海ですから自然海の幸を期待するところですが、刺身は勿論
たこぶつなんかもたこがふんだんに。
他にもとこぶしや、瀬戸内名物のベイカなんかもそろい踏み。
旅館あるある『え?まだ来るの?』ポジションの煮魚。ちょっと冷めてたのは残念ですが冷めてても美味しく頂けたので、最初からそう言うコンセプトなのかもしれません。
メインディッシュの陶板焼き。固形燃料でコトコトやってようやくできるやつですね。
味は、まあ言うまでも無いでしょう、ポン酢で頂きます。
ラストはデザートの果物。この頃にはお腹も心もすっかり満足しています。
朝食
島も当日は日曜だったので割と遅い目覚めなのか静今朝に包まれていて、海から漂ってくる潮の香りが気持ち良い朝を演出してくれます。
さて、改めて朝食です。朝から胃も頭も動いていないので、豪華絢爛というのはこちらも望んでいません、けど貧乏くさいのもなんかやだ。
そこらへんの折り合いがちょうどいい和定食が出てきました。
メインの干物は直火焼きに。こんがり焼くといい匂いにこれだけでご飯が進みます。
個人的に玉子かけご飯って大好きなんですが、旅館なんかだと大抵別料金を取られます。
こちらでは初めからついてくるのもちょっと嬉しい。
あと、主食は米とは別にパンも用意されています。セルフで取っていく方式。
ちょっと冷たいので、干物用の網に載せて焼いていくと一石二鳥。
まとめ
今回はこれで以上です。
しまなみ海道はいいところで、海水浴などのアクティビティに興じるもよし、自転車が有名ですが普通に島々を巡るドライブも気持ちいいですし、ただただ一個の島でぼーっと海を眺めているだけでも癒される場所です。
えてして田舎って宿泊施設もないか、選べるほどでなかったりもするんですが、しまなみは今回ご紹介した旅館つつ井さんのほかにも魅力的なお宿が各島に点在するスポットなので、是非長めの宿泊で計画を組んでみてはいかがでしょうか。