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桜巡り:大阪毛馬閘門~桜の宮公園

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さあ、春です、桜です。日本人に生まれて良かった~と思える季節になりました。
今回はそんな関西に数ある桜の名所でも有数、大阪桜の宮公園界隈へお花見へ行ってまいりました。
ルートはこんな感じ、お花見しながらゆっくり歩いて1時間ちょっとと言ったところでしょうか。マップで経路を示しても最短ルートしか表示してくれなかったので、やむなくキャプチャ画像で代用。

大阪は歴史のある街なので、歩いているだけで結構ちょっとした発見があったりして楽しいんです。では早速行ってにみましょう。

毛馬閘門

閘門ってなんでしょう、あんまり聞きなれない言葉ですが超でっかいのだとパナマ運河とかが有名ですが、一言でいうと船のエレベータといったところでしょうか。

河川と海は繋がってこそいるんですが、両者の水位が同じとは限りません。その水の段差を越えるための仕組みが閘門、ウィキペディアに歴史も含め、かなり詳しく書いてあったので気になった方はこちらご参照。

要は船をいったん閉じ込めて渡る側の水位のところまで持ち上げるor下げるなりして、それから航行する、そんなイメージでしょうか。
現在使われている閘門は昭和47年に稼働し始めたそうで、それまで使われていた旧閘門は使わなくなり、公園として整備されています。この公園一帯も桜がいっぱい、特にこの大正チックな雰囲気に橋と桜がものすごく雰囲気を醸し出します。

桜で満開の公園を抜けると旧閘門に差し掛かります。

この手前と奥の門の間に船を係留して水位を調節してから片方だけ門を開いて、そんな感じだったんでしょう。当然ですが水が漏れては機能しないので、扉は分厚く、そして頑丈です。でも旧閘門はやっぱり昔のものという事か、木が使われていたりとちょっとちぐはぐな面も。

この間に船は入り、水位が調整されるのを待つ訳ですが、当然高いところから低いところへというケースとその逆があるので、それに合わせて係留する場所も高低2つ設けられています。

上から門を見るとこんな感じ、重厚感満載です。

さて、旧閘門を抜けた先は眼前一体に淀川が開けます、雪柳がとても綺麗。

現在も新(と言っても50年戦士ですが)閘門は絶賛活躍中で、門の感じを近くで観察出来たりもします。何なら運が良ければ通行の瞬間も目撃する事も可能です。

閘門を抜けたところに、ひっそりと与謝野蕪村生誕地という碑が。ほんとひっそりというか、もうちょいアピールしてもいいのではというくらいちょこんと鎮座しています。

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蕪村公園~都島橋

閘門を南へ抜けて南へ歩いていくわけですが『大川』という淀川の支流沿いを歩くことになります。ここから天満橋にかけて約5kmといったところ、数字にすると結構ありそうですが、この季節は時間を忘れられる光景が広がっているので、とりあえずチャレンジしてみましょう。
まず閘門を抜けてすぐのところには『春風フラワーガーデン』という綺麗に手入れされたお庭があります。
菜の花や

マーガレットなどよく手入れされていて、地元の人によると春から秋にかけて色んな花が育てられているんだとか。

ここから遊歩道ずっと桜並木が続きます、僕が訪れた日は5分咲きと言ったところでしたが、それでも飽きるほど桜を堪能することが出来ます。

ほどなくして蕪村公園に到着。この日は特に天気に恵まれたので、シートを敷いてお花見に来ている人でにぎわっていました。

この辺りから川の両端に公園が広がるようになります、どちらの方が綺麗なの?に対してはこう答えます、どっち歩いても綺麗です。

大阪ってごみごみしてるとか都会だから緑が少ないって勝手に思っている人を見かけるんですが、整備が行き届いているのかこういった緑地はかなり多いです。緑と親しみやすいという意味ではむしろ過ごしやすい街かもしれません。

毛馬桜の宮公園~源八橋

ずっと東側ばっかりでもつまらないのでこの辺りで西側へ。源八橋を渡ります。

少し南の方には砂浜のように整備された水遊び場があって、ちっさい子たちが楽しそうにはしゃいでいます。

天満橋っていうてオフィス街なので、こんな風にバックには高層ビルが映り込むちょっと不思議な光景が。これはこれでいい味が出ている気がします。

造幣局~天満橋

桜の通り抜けで有名な造幣局です。残念ながら今年の開催期間は4/13-19日で事前申し込みが必要とのことなので断念。
ですが、横の公園でも十分に桜は堪能できるので全く問題はありません。

大阪はよく『水都』と呼ばれるんですが、その名の通り川には今も船がよく往来していて、そして橋も多いんです。これは川崎橋。

最後今回の終点に定めた天満橋と桜。

天満橋はただの駅名と思っている方も多いかもしれませんが、ちゃんと立派な橋があります。そして割と歴史も深くて初期の建造は豊臣秀吉の時代まで遡るんだとか。

まとめ

今回はこれで以上です。
個人的に旧閘門の公園にある石橋がとてもお気に入りで、夕方に差し掛かる頃にもう一度戻って眺めてみました。

淡い桜と陰った日が何とも物憂げで、とても雰囲気の良い場所です。確かに満開の週末ともなればかなり混雑はするんですが、両端4,5kmに渡ってずっと桜並木が続くので、正味人ゴミは気になる程度にはならないかと。ただ周辺道路は混雑するので、アクセスは電車がおすすめです。

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