今回は兵庫県川西市にある『そば切り吟香』さんのご紹介。
そば、言わずと知れた日本食を代表するグルメで、その素朴な味わいながら粉から茹で加減、香り、食感、のど越し、勿論つゆに至るまでものすごい奥深いものだという事は日本人なら言わずもがなと言ったところ。
今回の蕎麦屋さんは、かのミシュランビブグルマンにも掲載された経歴を持つというお店、レポートしていきます。
注)筆者混雑が嫌いなので、今回全く偶然訪れました。
店舗概要
兵庫県川西市
このお店があるのは兵庫県川西市。京都と兵庫は北へ行くほど山なので、どんどん境界線があいまいになっていくんですが
川西はちょうどその境界があいまいになる一歩手前の街です。お店はそんな山あいを切り拓いた新興住宅緑台の中の一角にあります。
のれんとのぼりがなければ、ちょっと洒落た接骨院を兼ねた自宅くらいに見えてきそうな佇まいです。
例えのぼやけ具合がものっそいな。。
アクセスなど
- 営業時間:11時30分~14時30分、17時00分~20時30分(平日はランチのみ)
- 定休日:月曜日~木曜日
- 駐車場:あり
- 住 所:〒666-0115 兵庫県川西市向陽台3丁目5−118 そば切り吟香
表記上営業時間中であってもそばが売り切れ次第終了になるので、微妙な時間の訪問については事前連絡、ビブグルマン掲載店という事なので事前予約は必須でしょう。
メニュー・味
メニューです。メインメニューはせいろそば、それに粗挽田舎蕎麦。オプショナルプランとして大根おろしやとろろに天ぷらなどがあり、そば屋さんらしくそばとそばがきのセットも用意されています。
季節限定のそばも用意されているようで、そちらはそちらで気になるところ。
店内掲示でもあったんですが、そば粉へのこだわりは半端なく、その日その日のそば粉のいい産地のものを厳選、それぞれのそば粉に最適な水加減で仕上げて提供してくれるという超こだわりっぷりのお店。
店舗HPより抜粋。(2022.6.19掲載分)
粗挽き田舎蕎麦
ノーマルと粗挽き、どちらにしようか究極の二択と言ったところですが
舌馬鹿の筆者がそのあたりの機微に気づけるかどうかは微妙ですが。。
今回はそばの風味をより感じるべく粗挽きをチョイス。食べるときはつゆまたは塩で。
そうなんですよ、香り高い蕎麦屋さんではそばを塩で食べられるんです。蕎麦の風味を塩の味だけで味わう、なんだかとっても贅沢な感じがします。
一般にのど越しは更科の方がよいとされているようですが、美味しく頂けます。
また、つゆの味も上品です、それは食べ終わったあとの蕎麦湯で頂くことでよくわかります。
そばがき
実はそばがきデビューだったりします。勝手にかまぼこのようなものを想像していたんですが、見事まるまんまそば粉で練ったお餅が出てきました。
熱々でもちもちしています。添えられたつゆを漬けても蕎麦の香りはうしなわれることもありません。刺激が欲しい方はわさびの量で調節しましょうと言ったところでしょうか。
まとめ
今回はこれで以上です。
ミシュラン掲載というのがどの程度を保証するものなのかはさておき、とても上品で美味しいお蕎麦屋さんでした。
成人男性には少し物足りないかもしれませんが、裏を返せばここで昼食を完結させる必要もなく、朝~夕方までを軽食でつなぐ日なんかにお昼の時間を外してご訪問というのが僕なりのベストプランかなと言ったところでした。
空腹のがっついているときよりも少しようけ目のおやつを食す位のポジショニングで食べるとちょうど良い塩梅かと思います。